Photoshop(フォトショップ)には無料で使えるフィルター機能はあるのでしょうか?
答えは「YES」です。Photoshopに標準で搭載されているカラールックアップという機能がおすすめで、インスタグラムやLINEカメラのフィルターのような効果をワンクリックで適用することができます。
この記事では、カラールックアップを使ってフィルターのような効果をかける方法をご紹介したあとに、おすすめのプラグインを使ってフィルターの種類を増やしたり美肌効果を簡単に適用する方法をご紹介します。
Photoshopに無料で使える「フィルター」はある?
Photoshopには、フィルターという名前ではありませんが無料で使えるフィルター機能があります。その機能の名前はカラールックアップです。
プラグインやプリセット、アクションなどを追加でインストールする必要はなく、ワンクリックでフィルターを適用することができます。
Photoshop初心者の方は、まずはカラールックアップから好みのフィルターを見つけることをおすすめします。
Photoshopの無料フィルター1:カラールックアップ

Photoshopに標準で搭載されている無料で使えるフィルター機能がカラールックアップ です。特別に追加で何かをダウンロードする必要はないので初心者でも簡単に利用することが可能です。
プリセットから好みのものを選択するだけのワンクリックで、画像の印象を大きく変えることができます。
Photoshopの無料フィルター2:プラグイン

Photoshopのプラグインとは、標準で搭載されている機能を拡張するファイルのことです。
Photoshopの標準機能であるカラールックアップではフィルター機能として物足りないという場合には、プラグインをインストールすることで、フィルター機能を拡張したり、レタッチを簡単にして美肌効果を適用したりすることができ、作業効率をアップすることが可能になります。
プラグインには無料のものと有料のものがありますが、この記事の中ではフリーのおすすめプラグインを紹介しています。
Photoshopの無料フィルター3:アクション

Photoshopのアクションとは、一連の作業を記憶させることにより、何度も繰り返し行う作業を再利用できるようにする機能のことです。
毎回同じような画像の加工を行いたい場合に、アクションとして登録しておくことにより、フィルターと同じように気軽に使ったり、美肌加工したりすることが可能になります。
アクションには無料のものと有料のものがありますが、まずはフリーのものから試してみることをおすすめします。
Photoshopでフィルターとして使える【カラールックアップ】とは?
Photoshopに標準で搭載されているカラールックアップは、インスタグラムやLINEカメラのフィルターのように、ワンクリックで画像の印象を大きく変更することができるおすすめの機能です。
また、適用後にも簡単に調整が行えるので、フィルターの効果を弱くすることなども自由自在に行うことができます。
カラールックアップはフィルターのようなもの
Photoshopのカラールックアップは、アプリのフィルター機能と似たような機能で、プリセットを選択するだけで画像の印象をガラリと変えることができます。
インスタグラムやfoodieのフィルターのように簡単に適用できるので、Photoshop初心者の方が手軽に画像加工したい場合に最適です。
調整レイヤーで写真の印象を変える
カラールックアップ は調整レイヤーとして追加するので、設定を後から調整することも簡単です。レイヤーパネルからカラールックアップレイヤーのアイコンをダブルクリックすることで、いつでも調整ができるのでとても便利です。
初心者でも簡単!ワンクリックで加工可能
「アプリのフィルターのように簡単に画像を加工したい!」という方にとって、Photoshopでの画像加工は少しハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、今回ご紹介するカラールックアップを使えば、ワンクリックで画像の雰囲気を大きく変更することができるので、初心者の方でも安心して利用することができます。
Photoshopでフィルターとして使える【カラールックアップ】の使い方
Photoshopでフィルターのような加工を行えるカラールックアップの使い方はとても簡単です。
ご自身で実際に加工したい画像をPhotoshopで開いて、一緒に加工してみましょう!
カラールックアップ調整レイヤーを追加

編集したい画像をPhotoshopで開いたら、〔レイヤー〕→〔新規調整レイヤー〕→〔カラールックアップ〕を選択し、カラールックアップ調整レイヤーを追加します。
オプションを選択

属性には、「3D LUTファイル」「抽象」「デバイスリンク」の3つのカテゴリーがありますが、ほとんどのプリセットは「3D LUTファイル」に格納されているので、カラールックアップをはじめて使う場合は、「3D LUTファイル」を選択しましょう。
プリセットを選択

プルダウンの中から好みのプリセットを選択して、画像にフィルターを適用します。


▲「Candlelight.CUBE」を適用した画像


▲「FallColors.look」を適用した画像
不透明度や描画モードを変更

不透明度や描画モードを変更することで、フィルターの効果を微調整することができます。
フィルターが強すぎると感じる場合は不透明度を下げて調整しましょう。
Photoshopでフィルターとして使える無料プラグイン3選!
カラールックアップだけでもフィルターとして利用することができますが、「他にもいろいろ試してみたい」という方はプラグインをインストールして機能を拡張しましょう。
ここでは、Free(フリー)で使えるおすすめのプラグインを3つご紹介します。
無料おすすめプラグイン1:HDR Sharpener Tool

https://www.the-orange-box.com/portfolio_page/free-hdr-sharpener/
HDRはHigh Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称です。明るさの違う複数の画像を合成して綺麗な画像を残す機能です。
この「HDR Sharpener Tool」というプラグインを使うと、HDRのような効果を簡単に適用することが可能になります。
無料おすすめプラグイン2:Photo FX Photoshop Plugin

https://www.the-orange-box.com/portfolio_page/free-photo-fx/
「Photo FX Photoshop Plugin」というプラグインを使うと、16種類のおしゃれなフィルターを簡単に適用できるようになります。
フリーの美肌加工プラグイン:Skin Beauty Retouch Plugin

https://exchange.adobe.com/creativecloud.details.101664.free-skin-beauty-retouch.html
「Skin Beauty Retouch Plugin」というプラグインを使うと、初心者でも簡単に肌のレタッチを行うことができます。美肌加工をしたいけれど「レタッチは少しハードルが高い」と思っている方におすすめです。
まずは無料のこのプラグインを使ってみて、気に入った場合は有料バージョンを使ってみるのもいいでしょう。
Photoshopの無料「フィルター」まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、インスタグラムやLINEカメラのフィルターのような効果を、Photoshopで無料で簡単に適用する方法をご紹介しました。
Photoshopでの画像加工は、初心者にとっては難しく感じられるかもしれませんが、今回ご紹介した方法を使えば簡単に画像のイメージを変更することができます。
ぜひ、ご自身で撮ったお気に入りの画像をPhotoshopで加工して楽しんでみてください。