綺麗な風景が見せたい写真なのに風景の中に余計な人物が写ってしまっていたり、家族や友人と撮った写真なのに知らない人も写り込んで邪魔な時はありませんか?
Photoshopで人を消す最適な方法は?
今回ご紹介するPhotoshopで人を消す3つ方法が、それぞれどのような写真を編集する時に最適か、まずは見ていきましょう。
複雑な背景で消す人物が大きい場合は「コンテンツに応じた塗りつぶし」が最適
「コンテンツに応じた塗りつぶし」は、写真に適用をさせる前に細かな調整ができるので、余計な人物が含まれた選択範囲を自然に背景に馴染ませることが可能です。
複雑な背景や、消したい人物が大きい場合には「コンテンツに応じた塗りつぶし」がおすすめです。
背景が単調で消す人物が小さい場合は「スポット修復ブラシツール」が最適
「スポット修復ブラシツール」は、選択した範囲をPhotoshopが自動的に似たような背景に置き換える機能です。
背景が単調で削除する人物が小さい場合には「スポット修復ブラシツール」が最適です。
H3背景が似たようなパターンの場合は「パッチツール」が最適
「パッチツール」は削除したい部分を、画像内の別の箇所に置き換える機能です。
なので、空や海中などのグラデーションが続く背景や、岩やブロックなどのパターンが続く背景などに写り込んだ人物を消す時は「パッチツール」を使いましょう。
[コンテンツに応じる]塗りつぶしで人を消す方法
【手順①】不要な人物を選択範囲で囲う
編集する写真をPhotoshopで開き、消したい人物を選択範囲で囲みます。

【手順②】編集>コンテンツに応じた塗りつぶし
レイヤーパネル内から選択範囲が含まれた画像レイヤーを選択した状態で、メニューバーの「編集」の中の「コンテンツに応じた塗りつぶし」をクリックします。

【手順③】プレビュー画面を確認し、編集を完了する
プレビュー画面が開き、「コンテンツに応じた塗りつぶし」が適用された結果が表示されます。不要な人を消すことができていることをプレビュー画面で確認し、問題がなければパネルの右下の「OK」ボタンをクリックします。

編集内容が適用され、写真から余計な人物が消えます。
「コンテンツに応じた塗りつぶし」について解説している記事がありますので、詳しくはこちらの記事もあわせてチェックしてください。
Photoshopの超便利機能「コンテンツに応じた塗りつぶし」で簡単レタッチ!
スポット修復ブラシツールを使って人を消す方法
【手順①】Photoshopの「スポット修復ブラシツール」を選択する
編集する写真をPhotoshopで開き、ツールバーから「スポット修復ブラシツール」を選択します。

【手順②】不要な人を消す部分をブラシで塗りつぶす
人の大きさに合わせてブラシの大きさを調整し、削除する人物を大雑把に塗りつぶします。塗りつぶす際にモードは「通常」、種類は「コンテンツに応じる」を選択します。

【手順③】編集内容を確認し、調整する
数秒待つと塗りつぶした範囲に含まれる人物が自動で消えるので、編集が適用した状態を確認します。
消し切れていない部分があった場合は、再度ブラシで塗りつぶして調整をします。

Photoshopのパッチツールで人を消す方法
【手順①】Photoshopの「パッチツール」を選択する
編集をする画像をPhotoshopで開き、ツールバーから「パッチツール」を選択します。

【手順②】不要な人を消す部分を選択範囲で囲う
「パッチツール」を使い、不要な人物の周りを囲みます。

【手順③】選択範囲を背景をコピーする箇所までドラッグする
作成した選択範囲を、選択範囲外の適当なところにドラッグします。⬇︎

Photoshopが自動でドラックした箇所をコピーしパッチツールで囲んだ部分と置き換え、不要な人物が削除されます。⬇︎

Photoshopで人を消す方法をマスターしよう!
Photoshopの機能を使って、写真内の不要な人を消す方法とツールごとの手順を解説しました。
今回ご紹介した3つの方法は初心者の方でも簡単に実践できますので、是非編集の時に取り入れて理想の写真を作成してください。