【Premiere Pro】調整レイヤーのすすめ | おすすめの使い方3選を紹介!!

突然ですが、皆さんは調整レイヤーをうまく使えていますか?

初心者であれば、調整レイヤーをご存じでない方も多いと思います。

調整レイヤーとはクリップそのものにエフェクトをかけるのではなく、多くのクリップにまとめてエフェクトをかけるために便利な機能です。

Premiere Proには知らない機能が多すぎて、調整レイヤーの使い方を知らない方も多いでしょう。

今回はPremiere Pro調整レイヤーの使い方についてまとめていきますので、覚えていただいて動画編集の作業の効率を上げていただきたいです。

【基本】Premiere Proで調整レイヤーを使う方法

【基本】Premiere Proで調整レイヤーを使う方法|調整レイヤーを新規作成する

調整レイヤーを使用するには、まず調整レイヤーのクリップを作成する必要があります。

画面左下のプロジェクトパネルに「新規項目」というところがあるので、クリックしてください。

するとメニューが出ますので、「調整レイヤー」をクリックしましょう。

調整レイヤーの大きさやフレームレートピクセル縦横比を選択する項目が出ます。

今回は変更する点はありませんので、このままOKをクリックしてください。

するとプロジェクト内に調整レイヤーが作成されました。

【基本】Premiere Proで調整レイヤーを使う方法|エフェクトを使用する

次から作成した調整レイヤーを使い、エフェクトを使用していきましょう

先ほど作成した調整レイヤーをタイムライン上のクリップの一番上にドラッグしていきましょう。

無事にタイムライン上に調整レイヤーが現れましたね。

ちなみにクリップが複数ある場合に関しても、クリップの一番上に調整レイヤーを配置するようにしましょう。

そうすることで調整レイヤーより下にあるクリップに調整レイヤーエフェクトをかけることができます。

こんな時に使える!調整レイヤーのおすすめの使い方

皆さんは動画編集をしていて、編集が終わってからエフェクトをかけなければならない事に気付いたことはありませんか?

編集が終わったあとに一つ一つにエフェクトをかけていこうと思うと、とんでもない労力がかかります。

調整レイヤーをつかうことで一気に複数のクリップにエフェクトをかけることができます。

こんな時に使える!調整レイヤーのおすすめの使い方①|一括で複数のクリップにエフェクトをかけたい!

例えば動画の明るさを一括で変えたいとします。

下記のクリップのように、いくつも分割してしまっていると一つ一つ変更しないといけませんよね。

そこで調整レイヤーを使用します。

プロジェクトパネルで先ほど作成した調整レイヤーをタイムライン上の、クリップの一番上にドラッグしましょう。

全てのクリップにエフェクトをかけたいので、調整レイヤーを全体にかけるように伸ばしましょう。

そうすると調整レイヤーが複数のクリップ上に現れました。

そして調整レイヤーを選択したまま画面右の「Lumetriカラー」をクリックします。

「Lumetriカラー」が開かれました。

「露光量」「-1」と入力してみましょう。

すると調整レイヤーの露光量が-1になりました。

その下のクリップにもエフェクトがかかりましたので、複数のクリップ全体にエフェクトがかかる、という訳なのです。

上記の方法を使えば複数に分割したクリップも、一括で明るさ等を変更することができます。

これを使いこなせば作業時間をかなり減らすことができ、非常に便利ですよね。

こんな時に使える!調整レイヤーのおすすめの使い方②|クロップを使って映画っぽい雰囲気にしたい!”シネマスコープ”

動画の上下を黒くする事で、映画っぽい雰囲気にできます。

「シネマスコープ」といいます。早速やってみましょう。

プロジェクトパネル内の調整レイヤーをタイムライン上のクリップの一番上にドラッグしましょう。

調整レイヤーを複数クリップにかかるように延長してください。

画面右上の「エフェクト」の検索バーに「クロップ」と入力しましょう。

「エフェクト」⇒「ビデオエフェクト」⇒「トランスフォーム」「クロップ」が検索結果に出てくるので、調整レイヤーにドラッグしてください。

すると調整レイヤーに「クロップ」のエフェクトが適用されます。

試しに「クロップ」「上」と「下」「12」と入力してみましょう。

見てください。

映画のようなエフェクトが加わりましたよね。

これも複数のクリップに一括して加えることができるので、かなり便利なのです。

こんな時に使える!調整レイヤーのおすすめの使い方③|動画に部分的にモノクロのエフェクトをかける!

動画編集をしていると、モノクロなどのエフェクトをかける時ってありますよね。

こういった場合も調整レイヤーを使ってエフェクトをかけるとかなり便利なのです。

タイムラインのクリップの一番上に調整レイヤーをドラッグしましょう。

調整レイヤーエフェクトをかけたい範囲まで伸ばします。

エフェクトの検索バーに「モノクロ」と入力しましょう。

「ビデオエフェクト」⇒「イメージコントロール」「モノクロ」を選択して、調整レイヤーにドラッグします。

すると調整レイヤーのエフェクトが適用され、白黒になります。

白黒にしたい箇所だけ調整レイヤーを配置してください。

Premiere Proで調整レイヤーが使えない時の対処法

Premiere Proで調整レイヤーが使えない時の対処法|調整レイヤー位置が一番上になく、適用できない場合

調整レイヤーに「クロップ」などのエフェクトを使っても、うまく適用できない場合があります。

下記画像をご覧ください。

調整レイヤーのエフェクトをかけたいクリップが、調整レイヤーよりも上に来てしまっています。

調整レイヤーが一番上に来ないとエフェクトが適用できないので、位置を変更しましょう。

調整レイヤーを一番上にすることで調整レイヤーのエフェクトを適用することができます。

調整レイヤーのエフェクトをうまく適用できない場合はこの方法を試してみてください。

Premiere Proで調整レイヤーが使えない時の対処法|新規の調整レイヤー選択できない

新規の調整レイヤーを作成する時に、画面左上の「ファイル」⇒「新規」から新規で作成する事もできるのですが、選択できない場合があります。

“caution”
この場合、注意していただきたいのが画面左下「プロジェクトパネル」をアクティブに(選択)してください。

選択していないと、「ファイル」⇒「新規」から調整レイヤーを選択できないです。

 

クリックしアクティブになるとプロジェクトパネルが青枠で囲まれます。

そうすることで「ファイル」⇒「新規」から「調整レイヤー」が選択できるようになります。

この方法は初心者の方だと知らないとまずわからずに選択できないと思いますので、覚えておきましょうね。

Premiere Proで調整レイヤーを使ってみよう!

お疲れ様です。いかがでしょうか。

今回は調整レイヤーの使い方についてまとめました。

調整レイヤーをうまく使う事で、作業がかなり短縮することができます。

初心者の方は複数のクリップに一つ一つエフェクトをかけていった事があると思いますが、そんな作業を一回で完結させれるのです。

必ずPremiere Proで覚えていただきたい技術の一つですので、覚えてくださいね。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。