写真の加工や修正ができるAdobeソフトのPhotoshop(フォトショップ)は、ひと手間加えるだけで作業効率が大幅にアップするのをご存知でしょうか。
Photoshopでウィンドウのサイズを固定する方法
Photoshopのウィンドウとは、画像を置いたり文字を打ったり実際に作業をする場所のことを指します。そんなウィンドウは、サイズを固定させるか変動させるかを設定することができます。
ウィンドウのサイズを固定していないと、複数のウィンドウを開いたときに操作がわずらわしくなる可能性もあります。
同じデザインを開いても、毎回違った見え方になってしまうかもしれません。
ワークスペースの設定変更|① Photoshopをタブ表示で固定する
Photoshopを立ち上げて、上部のオプションバーから[Photoshop]→[環境設定]→[ワークスペース]をクリックします。
環境設定のパネルが表示されたら、「タブでドキュメントを開く」にチェックを入れてください。
新規ウィンドウの作成|① Photoshopをタブ表示で固定する
上記の設定をした後、ワークスペース上で新規のウィンドウを作成します。上部のオプションバーから、[ファイル]→[新規]をクリック。
好きな形のアートボードを作成します。
同じ手順で新規ウィンドウを作成すると、別のタブに新しいウィンドウが作られます。
ウィンドウをタブ表示させることで、ウィンドウサイズを固定させることが可能になります。
ウィンドウの作成|② Photoshopのパネルを並べて表示する
まずは、先ほどと同じ工程で複数の新規ウィンドウを複数個作成します。
ウィンドウのアレンジ|②Photoshopのパネルを並べて表示する
上記のオプションバーから、[ウィンドウ]→[アレンジ]→[並べて表示]を選択。
すると、ウィンドウサイズが固定された状態で、すべてのウィンドウを並べることができます。
ウィンドウを追加する場合も、新規ウィンドウの作成後同じ操作をすると、ウィンドウサイズを固定することが可能です。
Photoshopでドキュメントウィンドウをメインウィンドウに固定する方法
Photoshopのワークスペースは5つのパートで成り立っています。
そのなかでドキュメントウィンドウとは、編集できる画面のことを指します。
オプションバーで設定変更|ドキュメントウィンドウをメインに固定する
まずは上部のオプションバーから[環境設定]→[ワークスペース]を開きます。
環境設定のパネルが開いたら、「フローティングドキュメントウィンドウの結合を有効にする」にチェックを入れてください。
ウィンドウを作る|ドキュメントウィンドウをメインに固定する
上記を完了させた後、新しいウィンドウを作ります。
「フローティングドキュメントウィンドウの結合を有効にする」にチェックを入れないと、いくらドキュメントウィンドウをドラッグしてもメインウィンドウに統合することはできません。
「フローティングドキュメントウィンドウの結合を有効にする」にチェックを入れると、上の枠にドラッグした際メインウィンドウに固定することができます。
Photoshopでパネルを固定する方法
Photoshopのパネルとは、レイヤーやカラーなどよく使うツールを常に表示することができる機能です。
このパネルは固定をしておかないと動いてしまい、ドキュメントウィンドウに被って作業がしにくい場合もあります。
好きな位置にパネルを移動する|パネルの固定方法
Photoshop上でパネルを好きな位置に移動させます。
操作のしやすさを考えて、なるべくドキュメントウィンドウやその他の画面に被らないように置くと良いでしょう。
パネルをロックする|パネルの固定方法
上部のオプションバーから、[ウィンドウ]→[ワークスペース]→[ワークスペースをロック]を選択。
すると、パネルを含めツールバーやオプションバーなどすべてのワークスペースがロックされます。
Photoshopでおすすめのパネル固定配置
絵を描く人におすすめ!|おすすめパネル配置①
Photoshopでイラストを描く人も多いのではないでしょうか。イラストを描く人におすすめなのが、このパネル配置です。
指定したカラーを保存してワンクリックで利用できる「スウォッチ」や線を描くことのできる「ブラシ」がメインに表示されています。
どちらのツールもイラストには必須なので、こうやって大きく表示させていると便利に使うことができます。Photoshopにはイラスト向きで無いツールもたくさんありますが、大きく表示させないことで効率の良い使い方が叶います。
WEBデザインをする人におすすめ!|おすすめパネル配置②
IllustratorやPhotoshopでできるWEBデザイン。そんなWEBデザインをPhotoshopでする場合は、このようなパネル配置がおすすめです。
WEBデザインは文字を打つことが多いので、「文字」や「段落」、「字形」といったツールが上部に表示されています。
その下には、ドキュメントの基本設定を触ることができる「プロパティ」、Adobeアプリケーションのアセットにアクセスができる「CCライブラリ」、複数のレイアウトを管理できる「レイヤーカンプ」が続きます。
パネルの左には、WEBデザインで使うであろう「ヒストリー」「カラー」「スウォッチ」が収納される形で入っています。
写真のレタッチをする人におすすめ!|おすすめパネル配置③
Photoshopとは切っても切れない関係でもある写真。そんな写真の編集やレタッチをするには、このパネル配置がおすすめです。
画像のピクセル分布が見える「ヒストグラム」、サムネイルを表示させる「ナビゲーター」が、一番上に並びます。
その下には「CCライブラリ」「色調補正」、「レイヤー」「チャンネル」「パス」など、写真のレタッチに欠かせないツールが比較的大きく表示されている配置です。
写真のレタッチは比較的大きな画面で行いたいですよね。そのため、不要なツールは小さく表示させるか非表示にして、作業しやすい画面になっています。
オプションバーでパネル配置を設定する
これらのパネル配置は、すべてワンクリックで変更することができます。
上部のオプションバーから[ウィンドウ]→[ワークスペース]をクリックすると、いくつかのスタイルのワークスペースを選択することができます。
デフォルトに気に入ったものがなければ、新たに作ることも可能です。
まずは、自分の使いやすいパネルを作ります。
そのあと、上部のオプションバーから[ウィンドウ]→[ワークスペース]→[新規ワークスペース]を選択。
好きな名前をつけて保存すると、デフォルトのワークスペースに新しく追加されます。
ウィンドウとパネルを固定してPhotoshopを快適に使おう!
ツールがたくさんあるPhotoshopは、すべての機能を使いこなすのはできません。自分がよく使う機能だけを表示させることで、効率よいPhotoshop操作を叶えることができます。できるだけ大きな画面で操作できるように、ドキュメントウィンドウは固定することがおすすめです。Photoshopのさまざまな機能を駆使しして、作業効率を大幅にアップさせてくださいね。