After Effects | 動画(mp4/mov)の書き出し方法は?高画質で書き出すコツも!

  

After Effects(アフターエフェクト)を使用して作成した動画を書き出す方法はどうすればいいでしょうか?After Effectsではさまざまな形式で動画を書き出すことが可能です。

  

その中でも、動画編集等でよく使う形式でmp4やmovの書き出し方について解説していきます。また、After Effectsから高画質の動画を書き出すコツについても紹介します。

  

After Effectsで動画を書き出す方法【mp4形式】

After Effectsを起動し、書き出しを選択

  

After Effectsで動画を作成したら、書き出しましょう。

  

aeではソフトの中で書き出しができる形式(movAdobe Media Encoderを利用して書き出す形式(mp4)があります。

今回は、Adobe Media Encoderを利用して書き出す形式の「mp4」で動画を書き出します。

  

まず「ファイル」「書き出し」を選択しましょう。選択肢の中で「Adobe Media Encoderキューに追加」を選びます。

  

  

Media Encoderが起動し、動画形式のmp4を選択

  

「Adobe Media Encoderキューに追加」を選択すると、Adobe Media Encoderが起動します。もし、Adobe Media Encoderが起動されない場合は、再度ダウンロードしてから書き出しの選択を行いましょう。

  

Adobe Media Encoderが起動したら、キューのところに書き出す動画が表示されます。

  

ここでは、書き出す動画形式を選択します。今回はmp4で書き出すためタブを選択し、書き出し形式の一覧の中から「H.264」を選びましょう。

  

  

設定を完了し、mp4で動画を書き出す

  

動画書き出しの設定が完了したら、書き出しを開始する再生ボタンをクリック。

  

動画の書き出しは、After Effectsで作成したデータのサイズで書き出し時間が変わります。

5秒程度の動画であれば、すぐに書き出しが完了します。

  

出力ファイルの保存先のリンク先を選ぶと、書き出したmp4の動画を確認できます。

  

  

After Effectsで動画を書き出す方法【mov形式】

After Effectsを起動し、書き出しを選択

  

次は、mov形式への動画の書き出し方を紹介します。

基本的に動画の書き出し方法は、mp4の時と一緒です。

  

まず「ファイル」「書き出し」を選択します。

mov形式で書き出すには「レンダキューに追加」を選択します。

  

  

レンダリングの設定

  

動画を書き出すためにレンダリングの設定を行います。

  

レンダリングの設定は、画質等を考慮し自動で設定される「最良設定」があります。

特に画質にこだわらない場合は「最良設定」にしておきましょう。

もし、画質を高画質にしたい場合は、「カスタム」で行えます。画質や解像度をあげることで、高画質の動画を書き出せます。

  

  

出力モジュールの設定

  

次は、出力モジュールの設定をおこないます。

今回はmov形式での動画書き出しをするため、「カスタム」を選択します。

  

出力モジュールのメインオプションの中に、形式というタブがありますのでクリックしましょう。クリックすると、書き出す動画形式の一覧が出てくるので、「QuickTime」を選びます。

  

これでmov形式での動画書き出しの設定が完了しました。

  

  

動画を出力する

  

動画書き出しの設定が完了したら、出力先を選びましょう。

  

書き出した動画の保存先を選択したら、「レンダリング」をクリックし書き出しが開始します。

5秒程度の動画であれば、約24秒でレンダリングが完了し動画が書き出されました。

  

出力した動画を確認する場合は、出力モジュールのタブを開くと動画保存先のリンクがあるので、クリックすると保存された動画が確認できます。

  

  

After Effectsで動画を高画質で書き出すコツは?

非圧縮のMOVファイルで書き出す

  

After Effectsで高画質な動画を書き出す場合は、非圧縮のmovファイルで書き出すことがおすすめです。

  

point

mp4で動画を書き出す場合、圧縮して書き出すため少し画質が落ちる場合があります。しかし、非圧縮のmovファイルであれば動画が圧縮されていないので、画質もそのままを維持しつつ動画を書き出すことが可能です。

  

  

レンダリング設定で高画質を選択

  

高画質で動画を書き出す場合にレンダリング設定で高画質を選択することもできます。

  

レンダリング設定でカスタムを選ぶと、出力する動画の画質を選択できます。

ここでは、画質を『最高』にし、解像度を『フル画質』を選びましょう。

  

レンダリング設定をきちんと行うと、高画質の動画を書き出すことができます。

  

  

出力モジュールの設定を高画質を選択

  

出力モジュールの選択からでも高画質の動画を選んで書き出すことができます。

  

一番高画質な動画を書き出したいなら『ロスレス圧縮』が高画質で書き出せます。

  

caution

ただし、ロスレス圧縮であれば全く圧縮せず動画を書き出すため、ファイルサイズがかなり大きくなる点を注意しなければいけません。

  

  

After Effectsで動画を上手く書き出せない時の対処法

キャッシュを削除してみる

  

After Effectsで動画が上手く描き出せない場合、まずキャッシュの削除を実行してみましょう。

  

After Effectsで動画編集の作業を続けていると、どうしてもキャッシュがたまりパソコンの処理速度が遅くなる場合があります。パソコンに一時的にデータを入れておき、次作業するときに起動を早くするものですが、徐々に不要なデータがたまってしまいます。

  

そんな時にキャッシュを削除しパソコンを軽くすることで、書き出しのエラーに対処できます。

  

  

レンダリングの設定を変えてみる

  

After Effectsで動画の書き出しがうまくいかない場合は、レンダリングの設定を変えてみましょう。

  

「ファイル」「プロジェクト設定」を開くと、「ビデオレンダリング」を設定します。

  

レンダリング設定で「Mercury GPU 高速処理(Metal)」「Mercury ソフトウェア処理」が選択できます。

  

  

ソフトの再起動

  

上記の内容でもうまく動画が書き出せない場合は、After Effectsのソフトを再起動しましょう。

  

まずは、これまでの作業内容を保存しておいてから、ソフトを保存します。もし、ソフトを再起動しても動画が書き出せない場合は、パソコン自体を再起動も行いましょう。

  

After Effectsで動画(mp4/mov)を書き出そう!

  

After Effectsで動画(mp4/mov)を書き出す方法について解説してきました。

動画形式ではmp4が一番使いやすい動画形式なので、まずはmp4の書き出し方を覚えておきましょう。その上でmovの書き出し方も一緒に覚えるといいですね。

また、動画は高画質で書き出した方が素材としても使いやすくなるので、書き出す時は高画質で書き出しましょう。