意外と知らないYoutubeのアップロードについて【容量の上限や目安も】

  

YouTubeにアップロードできる動画には、容量と時間の制限があるってご存知ですか?作業用BGMや車窓映像など、3時間や4時間といった長い動画があるので「制限はないのでは」と思っている方も多いでしょう。

  

今回は、YouTubeのアップロード容量の上限や目安を紹介します。また、アップロードの際の注意点も解説します。YouTubeチャンネルの運用に役立つので、ぜひご一読ください。

  

Youtubeのアップロード容量の制限は?

  

まずは、YouTubeのアップロード制限とその目安について解説します。

  

YouTubeのアップロード容量は最大256GBかつ12時間以内

  

  

YouTube公式によると、2021年11月現在で、アップロードの上限は以下のように決まっています。

アップロードできるファイルの最大サイズは、256GBまたは12時間のいずれか小さい方です。

「15分を超える動画のアップロード」(YouTubeヘルプ)

  

容量も時間も、上限がかなり大きいですね。高画質の動画でも、普通はこれらの基準を超えることは考えにくいです。そのため、「実質制限はない」と考えても問題ないでしょう。

  

アップロード容量256GBの動画の目安は?

  

  

「容量の上限は256GB」と聞いても、イマイチわかりませんよね。フルHDや4Kなどの画素数によっても、動画の容量は変わってきます。一般的に、256GBの動画の目安は以下のようにいわれています。

  

画素数時間
HD動画21時間20分
フルHD動画10時間40分
4K動画7時間30分

  

ライブ配信に時間制限はないが、アーカイブするときに注意

  

ライブ配信については、アップロード容量や時間に制限はありません。24時間のライブ配信を見たことある方も多いと思うので、イメージしやすいでしょう。

  

caution

ただし、アーカイブ動画を作成するとき、その動画が12時間、または256GBを超えているとアップロードされないので注意しましょう。

  

1日の動画投稿は合計20動画が目安

  

  

これまでは動画1本あたりのアップロードの上限を紹介してきましたが、1日の動画投稿の本数に目安はあるのでしょうか。

  

実は、1日の動画投稿数に「合計何本まで」という明確な決まりはありません。しかし、上限に達すると「アップロード上限に達しました」というメッセージが表示されます。この場合は、24時間経過後にもう一度試してみましょう。

  

一般的には「1日合計20本が目安」といわれています。でも、1日にそれほど多くの動画投稿があるのは珍しいでしょう。極端な使い方をしない限り、心配する必要はありません。

  

Youtubeにアップロードする動画が制限を超えた時の対処法

  

ときにはアップロードの上限を超えてしまうこともあるでしょう。その場合は、次に紹介する2つの方法を試してみましょう。

  

256GB以下に圧縮する

  

  

容量の上限を超えてしまった場合は、256GB以下に圧縮しましょう。動画を圧縮する主な方法は以下の3つです。

  

  • ビットレートを変更:6〜8Mbpsがおすすめ
  • フレームレートを変更:24〜60fps以内に
  • ファイル形式を変更:MP4がおすすめ

  

これらの方法を使って、書き出しのときに256GB以下にできるようにしましょう。

  

動画を分割する

  

出典:YouTube

  

動画を分割して、時間を12時間以下にする方法も有効です。また、動画を分割することで、動画の容量も小さくできます。ただし、この方法では本来1本である動画が、複数に分かれてしまうというデメリットがあります。

  

前半は再生回数が伸びたが、後半では伸びなかったということも発生します。そのため、画質を落としたくない方向けの方法です。

  

制限内の容量でもYoutubeにアップロードできない場合

  

YouTubeでは、容量や時間の条件を満たしているのに動画をアップロードできないケースがあります。5つのケースを1つずつ紹介します。

  

YouTubeのアカウント認証を取得する

  

(出典:YouTubeヘルプ

  

YouTubeチャンネルを開設したばかりのときは、アップロードできる動画の時間は「15分まで」となっています。この制限を解除して12時間まで延ばすためには、以下のようにしてアカウント認証を受ける必要があります。

  

パソコン1.アカウント認証ページにアクセスする
2.手順に沿ってGoogleアカウントの確認手続きを行う。確認コードはモバイルデバイスのテキストメッセージ、または自動音声メッセージのいずれかで受け取れる
iPhone・iPad・Android端末1.YouTubeモバイルアプリを開く
2.15分を超える動画をアップロードする
3.手順に沿ってGoogleアカウントの確認手続きを行う。

(参考)15分を超える動画のアップロード(YouTubeヘルプ)

  

アカウントがアップロード制限を受けている

  

「1日の動画投稿は合計20本まで」と紹介しましたが、これを超えるとスパムと判定され、アカウントがアップロード制限を受けることがあります。もし制限を受けてしまった場合は、解除されるまで待ちましょう。基本的に1〜2日で解除されることが多いです。

  

アカウントが違反報告を受けている

  

(出典:コミュニティガイドライン

  

YouTubeでは、動画の内容が「ポリシー違反」と見なされると、違反報告を受けます。違反報告を受けると、以下のことができなくなります。

  

  • 動画のアップロードが1週間できない
  • カスタムサムネイル機能が使えない
  • 再生リストの編集ができない など

  

違反行為については、YouTubeコミュニティガイドラインに記されています。代表的なものでは、以下の行為があります。

  

  • ヘイトスピーチ
  • 性的・暴力的なコンテンツ
  • スパムや詐欺
  • 有害で危険なコンテンツ
  • 誤った情報

(参考)コミュニティガイドライン(YouTube)

  

ちなみに違反報告は数を重ねるごとに、その罰則が大きくなります。初回の場合は、事前警告があります。心当たりがない場合は再審査を請求でき、それが承認されると警告は解除されます。一方そのまま違反となった場合は、アップロードなどが1週間制限され、違反報告がチャンネル上に90日間残ります。

  

これが2回目になると、アップロード制限が2週間に伸びます。さらに3回目になると、チャンネルが永久削除されてしまいます。

  

事前警告や違反報告を受けたら、速やかに対象のコンテンツを削除しましょう。そして、再び警告を受けないようにしましょう。

  

すでに同じ動画をアップロードしている

  

動画がアップロードできなかったとき、過去に同じ動画をアップロードしていないか確認しておきましょう。ファイル名だけでなく、動画の内容が同じファイルはアップロードできません。過去の動画を削除するか、今回アップロードする動画を編集し直してアップロードしましょう。

  

動画ファイルの形式が違う

  

  

アップロードする動画の形式がYouTubeの対象外だとエラーとなってしまいます。YouTubeでサポートされている動画の形式は、以下の16種類です。もし対象外の形式の場合、以下のいずれかに変更しましょう。

  

  • .MOV
  • .MPEG-1
  • .MPEG-2
  • .MPEG4
  • .MP4
  • .MPG
  • .AVI
  • .WMV
  • .MPEGPS
  • .FLV
  • 3GPP
  • WebM
  • DNxHR
  • ProRes
  • CineForm
  • HEVC(h265)

  

Youtubeにアップロードできる容量には注意しよう!

  

YouTubeにアップロードできる上限について解説しました。YouTubeにアップロードできる動画の最大サイズは、容量256GBまたは12時間のいずれか小さい方です。もし超えてしまう場合は、動画を圧縮したり、分割したりして対処しましょう。また、YouTubeのアカウント認証を取得するのも忘れないでください。アップロードの上限や注意点を意識して、YouTubeチャンネルを運営してくださいね。

  

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