Photoshopを使うと、漫画やイラストなどで使うような吹き出しを簡単に作成できるようになります。普通の吹き出し以外にもさまざまなパターンの吹き出しを作ることができますので、どのようなシーンでも活用できるようになるでしょう。
Photoshopでギザギザの吹き出しを作る方法!
まずは、Photoshopでインパクトのあるセリフに使えるギザギザの吹き出しの作り方を紹介しましょう。
吹き出しの作成はペンツールなどを使用して自分で1からデザインする作り方もありますが、作業時間を短縮するために、今回はPhotoshopに用意されている多角形ツールを使用します。
Photoshopでギザギザの吹き出しの作り方①|多角形ツールを選択する
吹き出しが分かりやすいように新規ファイルの背景に色をつけておきました。
まずは、メニューツールから[多角形ツール]を選択しましょう。
ギザギザの吹き出しの形は好みで決めていただいて良いのですが、今回はこのように角の数を12個、角は丸くせず、星の比率を40%、星のくぼみを滑らかにして中心からに指定しました。
これはほんの一例ですので、いろいろなギザギザの吹き出しを試してみましょう。自分の好みのデザインがわかれば、そこから多くの吹き出しに応用できるようになります。
ギザギザの吹き出しが完成しました。サイズは自由に変えることができます。
Photoshopでギザギザの吹き出しの作り方②|吹き出しに尻尾をつける
尻尾は多角形と同じように図形ツールを用いて作成します。
このまま[三角形ツール]で三角形を作成してしまうと、ギザギザの吹き出しとは別の図形になってしまい、2つの図形が合体できません。
初めから2つのシェイプを同じ図形にするために、ここでオプションバーから[シェイプを結合]を選択します。
この状態で三角形を作成してみましょう。
三角形の形と向きを整えて、ギザギザの吹き出しに合体させます。
こうして、ギザギザの吹き出しが完成しました。
先ほどよりもセリフっぽいイメージに仕上がりましたね。
Photoshopでモコモコの吹き出しを作る方法!
次に、楽しいセリフに使用しやすいモコモコとした吹き出しの作り方をお伝えしましょう。
Photoshopでモコモコの吹き出しの作り方①|丸をつなげて吹き出しを作る
先ほどの吹き出しの作り方と同じようにメニューツールから図形ツールを使用します。今度は[楕円形ツール]を選びましょう。
丸をいくつも合体させてモコモコの形にするので、ギザギザの吹き出しに尻尾を付けたときのように[シェイプを結合]を選択したあとに丸を作って行きます。
今回は正円を使いますので、[Shift]キーを押しながら円を作成しましょう。
円が正円でデザインできるようになります。
希望の形になるように、いくつもの丸を合体させてみましょう。
画像このように、モクモクの吹き出しができました。
Photoshopでギザギザの吹き出しの作り方②|吹き出しに三画の尻尾をつける
ギザギザの吹き出しと同じ要領で、三角形の図形を結合させ、モクモクの吹き出しにも尻尾を付けます。
丸の大きさや数でモクモクのデザインは大きく変わりますので、何度か試して好みの仕上がりにしてみましょう。
正円でなく楕円でも同じようにモクモクの吹き出しが作成できます。
Photoshopで漫画風の吹き出しを作る方法!
漫画風の吹き出しの作り方①|楕円形ツールを選択する
まずは他の吹き出しと同じように、メニューツールの図形ツールから[楕円形ツール]を選択します。
漫画風の吹き出しの作り方②|楕円形ツールに尻尾をつける
他の吹き出しの作り方と同じ要領で、三角形の図形を結合させ、楕円形の吹き出しにも尻尾を付けます。
漫画風の吹き出しの作り方③|楕円形ツールの尻尾を工夫する
今までの作り方よりも、より漫画らしい吹き出しにするために、尻尾に角度をつけてみましょう。
まずはPhotoshopのメニューツールの中にある[ペンツール]から[アンカーポイントの追加]を選択します。
吹き出しの真ん中位の位置にポイントを追加しました。
好みの角度になるように形を調整して完成です。
尻尾に角度があると、よりセリフのイメージに合わせてアレンジしやすくなりますね。
漫画風の吹き出しの作り方を身につけたなら!
これを機会に「漫画風」のPhotoshop加工方法をマスターしてみませんか?
今回は弊社自慢の記事である「写真を漫画風に加工する方法」や「漫画風の集中線を描く方法」を紹介した記事を用意したので、是非ご覧ください!
Photoshopでフラッシュ吹き出しを作る方法!
Photoshopではフラッシュを作って迫力のあるセリフを表現したり、一部のものを目立たせることもできます。
ここからは、フォトショップ作るフラッシュの吹き出しの作り方を紹介しましょう。
フラッシュの吹き出しの作り方①|ブラシ素材を定義する
まず、先ほどまでの方法と同様に図形ツールで一本のラインを引いておきます。
ラインが引けたら、そのラインをPhotoshopのブラシに定義します。
メニューバーの[編集]から[ブラシを定義]を選び、自分が分かりやすい任意のブラシ名をつけましょう。
フラッシュの吹き出しの作り方②|ブラシ素材を調整する
Photoshopで作成したブラシは、メニューバーの[ウィンドウ]から[ブラシの設定]を表示して調整してましょう。
細かなルールがあるものではありませんが、ここではシェイプを図のように指定しました。
少し数値が変わるだけでもプレビュー画像に変化がありますので、プレビューを確認しながら好みのブラシを作成してください。
一度作成したブラシは今後も使用できるので、とても便利です。
フラッシュの吹き出しの作り方③|フラッシュの吹き出しを作成する
作成したブラシを使用して吹き出しを作ります。
楕円形を作るのに図形ツールを使用しますが、シェイプではなくパスを選択してください。
楕円形のパスができたら、パスメニューを表示して吹き出しを作りたいパスの上で右クリックし[パスの境界線を描く]を選びます。
境界線を描くツールを選択できる画面が開くので、[ブラシ]を選びましょう。
先ほど作成したブラシがパスの境界線に反映されました。
Photoshopで奥行き感のある吹き出しを作る方法!
最後にPhotoshopを活用て奥行きのある立体的な吹き出しを作成してみましょう。
奥行きあるセリフ用吹き出しの作り方①|レイヤー効果を調整する
まずは先ほどまでに紹介した要領でPhotoshopを使用して吹き出しを作成します。
その後、作成した吹き出しのレイヤーの上で右クリックをしてレイヤー効果を表示しましょう。
レイヤー効果が開きました。
こちらを調整して、吹き出しを立体的にして行きます。
奥行きあるセリフ用吹き出しの作り方②|立体的な吹き出しに仕上げる
開いたレイヤー効果から、[ベベルとエンボス]や[シャドウ]などを調整して行きます。
プレビューを見ながら、好みの立体感に仕上げてください。
ここでは、少し陰を出してつるりとした光沢を感じるようなイメージにしてみました。
Photoshopでいろんな吹き出しを作ってみよう!
Photoshopを使用した吹き出しの作り方をお伝えいたしました。
カスタムシェイプや配布素材・販売素材なども使用すると、より多くの種類の吹き出しを作成することができます。
作成後の吹き出しは、レイヤー効果で調整すれば立体的することも可能ですので、自分の望むデザインに仕上げることが可能でしょう。自分好みの吹き出しを作って、楽しんでくださいね。