Mac用の動画編集ソフトとして有名な「Final Cut Pro」。
シンプルな操作性であるにもかかわらず、豊富な機能やエフェクトが揃っており、プロの現場でも活躍するソフトです。Windowsユーザーの方の中には、Final Cut Proを使いたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、Windowsユーザーの方がFinal Cut Proを使う方法はあるのか解説します。Final Cut Proと同等の効果を持った代替ソフトもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Final Cut Proとは？
はじめに、Final Cut Proの特徴をご紹介します。
Final Cut Proとは、Apple社が開発したMac専用のソフトです。分割・カット・トリミングといった基本的な編集操作に加えて、エフェクトやテロップなどの高度な効果が搭載されています。
今回ご紹介するFinal Cut Proの特徴は、以下の5つです。
- 機能性
- 操作性
- 料金
- 拡張性
無料版iMovieの上位互換｜Final Cut Proの特徴①
Final Cut Proは、Macに標準搭載されている無料動画編集ソフト「iMovie」の上位互換とされています。特にテロップやエフェクト機能が豊富です。テロップ機能では、位置やフォントを自由に設定することができ、エフェクトの種類も豊富です。
また、カラーグレーディングにも長けており、動画全体の色調整から部分的な調整もできます。より高度な編集に対応した機能性を持っています。
使い方がわかりやすい｜Final Cut Proの特徴②
Final Cut Proは、シンプルな操作画面が特徴です。シンプルで無駄のない優れたインターフェースであるため、初心者でも使い方に迷うことなく直感的に操作できます。
また、Final Cut Proでは「マグネティックタイムライン」が使用されています。マグネティックタイムラインとは、クリップが磁石のようにくっつくタイムラインのことです。
クリップを分割・カットした際にも、自動的にクリップをつなげてくれます。余白を調整する手間が省けるので、編集作業を効率化することが可能です。
買い切り型の料金形態｜Final Cut Proの特徴③
Final Cut Proは、買い切り型の有料ソフトで、値段は36,800円です（2022年2月現在）。一度購入すると、追加の支払いをすることなく永久的に使用することができます。
サブスクリプション型の動画編集ソフトでは、使用期間中、料金を支払い続ける必要があります。長期的にソフトを使う場合、サブスクリプション型では料金が高くなる場合もあるため、買い切り型のFinal Cut Proを使うことで、低コストに抑えることができます。
プラグインが豊富｜Final Cut Proの特徴④
Final Cut Proには、プラグインが用意されています。プラグインは無料のものから有料のものまで幅広く搭載されています。
プラグインを使うことで、トランジションやタイトルなどのさまざまな機能を追加することができます。追加方法は、プラグインを販売しているサイトからダウンロードし、Final Cut Proのフォルダへ移動させるだけです。
簡単に機能を拡張できる点も、Final Cut Proの魅力と言えます。
WindowsでFinal Cut Proは使える？
Final Cut ProはMacOSに適した動画編集ソフトであるため、Windowsでは使用できません。Windowsに、仮想Mac OSを設定する使い方もありますが、あくまで仮想環境であるため、編集作業をしていて、不具合が生じる可能性があります。
そのため、Windowsで動画編集を行いたい場合は、Windows用の動画編集ソフトの使用がおすすめです。
Final Cut Proの代わりとなるWindows用ソフトはある？
Final Cut Proは、MacOSに特化した動画編集ソフトであるため、Windowsを搭載したPCで使用することはできません。WindowsユーザーにおすすめのFinal Cut Pro代替ソフトは「Premiere Pro」です。
Premiere Proは、Adobe社が提供している動画編集ソフトで、国内外問わず多くのユーザーに使用されています。映像制作会社や映像クリエイターも使っており、プロが愛用する動画編集ソフトです。
ここからは、Premiere Proのおすすめポイントを解説します。この記事でご紹介するおすすめポイントは、以下の5つです。
- OS
- 機能性
- 拡張性
- 料金
- 学習環境
OS｜Windows用ソフトPremiere Proのポイント①
Premiere Proは、OSを問わず、Windows・Macの両方で使うことができます。
Windows・Mac間の互換性もあるので、OSが異なる場合でも同じプロジェクトを編集できます。
「複数人で編集したい」「メンバーのOSが異なる」という場合は、Premiere Proを使用することで、効率的に編集作業を進めることが可能です。
機能性｜Windows用ソフトPremiere Proのポイント②
Premiere Proは、プロも使用する高性能な動画編集ソフトです。
特徴的な機能には、
- 文字起こし機能
- タイトルアニメーション
- AI技術を使ったカラー補正
などがあります。
サブスクリプション形式のソフトのため、アップデートすることで常に最新の機能を使用することができます。
拡張性｜Windows用ソフトPremiere Proのポイント③
Premiere Proは、Adobe社の他製品と連携して、機能を拡張することができます。
モーショングラフィックスを得意とする「Aftter Effect」やデザインソフトウェアの「Illustrator」など、それぞれの分野に特化したソフトと連携し、さまざまな使い方をすることが可能です。
値段｜Windows用ソフトPremiere Proのポイント④
Premiere Proは、サブスクリプション型で、値段は2,728円です。
（2022年2月現在）1度に支払う金額を抑えることができるため、月々の負担を減らすことができます。使わなくなった際に解約することもできるので、短期間の動画編集の場合、値段を抑えることも可能です。
学習環境｜Windows用ソフトPremiere Proのポイント⑤
Premiere Proは、最も有名な動画編集ソフトと言っても過言ではありません。
ユーザーが多く、インターネット上に、Premiere Proに関する情報がたくさんアップされています。分からないことがあっても、調べて解決できるので、操作の習得につまずくことなく編集作業を進められます。
また、Premiere Pro公式サイトには、チュートリアルやマニュアル、コミュニティが用意されています。サポートに個別で相談することもできるので、これから動画編集を始める方でも安心です。
Final Cut Pro代替ソフト「Premiere Pro」の無料体験版を試してみよう！
Premiere Proには、無料体験版もあります。
7日間、有料版と変わらない機能を無料で体験することが可能です。書き出し時にウォーターマークが付かないのも、嬉しいポイントです。
無料体験版を試すことで、ソフトの使用感や使いやすさを体感することができます。ぜひ、利用してみてください。
Windows用にFinal Cut Pro以外のソフトも検討しよう！
この記事では、Windowsユーザーに向けてFinal Cut Proを使用できるか解説しました。
WindowsにMac OSを入れることでFinal Cut Proを導入できます。しかし、Windowsの設定によっては上手く設定できなかったり、不具合が生じやすい可能性もあるため、あまりおすすめできません。
Windowsユーザーにおすすめの、Final Cut Pro代替ソフトは「Premiere Pro」です。Premiere Proを使用することで、豊富な編集機能や他ソフトとの連携機能を活用することができます。この記事の内容を参考に、自分に合った動画編集ソフトを見つけてくださいね。