【2024年】Premiere Proってどんなソフト?値段や購入方法も紹介!

動画編集に興味がある人なら一度は聞いたことがあるだろう、Premiere Pro。

しかし、「Premiere Proってどんなソフトなんだろう?」と、疑問を感じたことのある人も多いのではないでしょうか。今回は、Premiere Proの概要や特徴、購入方法から使い方まで徹底的に解説していきます。

Adobe Premiere Proとは? どんなソフト?

Adobe Premiere Pro(読み方:アドビ プレミアプロ)とは、クリエイターに特化したソフトを開発するAdobeが提供している動画編集ソフトです。

動画編集ソフトにはさまざまな種類がありますが、「動画編集といえばAdobe Premiere Pro!」と言われるほど、世界中のクリエイターに愛されています。

Adobe Premiere Proを簡単に説明すると、3つの魅力がある動画編集ソフトです。

国内シェアNo.1の動画編集ソフト

日本には、Adobe Premiere Pro以外にもさまざまな動画編集ソフトがあります。

しかし、Adobe社の調査によると、89〜91%の動画クリエイターはAdobe Premiere Proを利用していることがわかっています。

https://www.pronews.jp/news/20151127153538227.html

これほど多くの人が利用しているということは、それだけ優れた動画編集ソフトであるということです。初めての動画編集ソフトをどれにしようか迷っている人も、シェア率の高いソフトを選べば安心して利用することができます。

初心者からプロまでさまざまなユーザーから人気

Adobe Premiere Proは、映画制作やテレビ・CM作成、アニメーション制作はもちろん、YouTube動画などさまざまな映像作成に活用されています。

2021年に公開されたハリウッド映画「密航者」では、Adobe Premiere Proが使われました。

https://www.adobe.com/jp/creativecloud/video/customer-stories.html#stowaway

引用:ユーザー事例/Adobe

このように多くのプロフェッショナルが活用しているAdobe Premiere Proですが、初心者でも使いやすい操作性が魅力の一つです。

結婚式のムービーやvlogなど、趣味で映像作りをしたい人も、基本の機能を使うだけで簡単にハイクオリティの動画を作ることができます。

デバイスを選ばず動画編集が可能 

一部の動画編集ソフトはOSによる縛りがありますが、Adobe Premiere ProはWindows・Macのどちらでも使うことができます。動画編集のために新しいPCを用意する必要がなく、お使いの使い慣れたデバイスでの動画編集が可能です。

さらに、Adobe Premiere Rush(アドビ プレミアラッシュ)とAdobe Premiere Proを連携させることで、スマホやタブレットでも動画編集が叶います。

操作性は異なりますが、外出中や旅先ではAdobe Premiere Rushを使い、家ではAdobe Premiere Proで仕上げるといった使い方も可能です。

Adobe Premiere Proの特徴は?

このように多くのユーザーから愛されるAdobe Premiere Proには、さらに魅力的な5つの特徴があります。ここからは、Adobe Premiere Proの魅力をもう少し深掘りしていきましょう。

Adobe Premiere Proの特徴①|初心者でも使い方が簡単

Adobe Premiere Proは、初心者でも使いやすい操作性が魅力です。

本格的な動画編集ができるソフトのため、さまざまな編集機能が充実しています。しかし、基本的な操作性は直感的なので、基本機能だけなら誰でも簡単に操作することができます。

初心者でも使いやすいインターフェースなので、これから動画編集を始めるという人は、Adobe Premiere Proに慣れるとさまざまな動画を編集できるようになるでしょう。

Adobe Premiere Proの特徴②|ユーザーの多さ

国内シェアNo.1を誇るAdobe Premiere Proは、国内外問わず数多くの動画クリエイターに利用されている動画編集ソフトです。ユーザーが多いメリットの一つとして、インターネットやSNS上にソフトに関する情報が多いことが挙げられます。

初心者の人は特に、「あのような動画を作りたいけどどうしたら良いのかわからない…」「このようなエラーにはどう対処したら良いの?」など、Adobe Premiere Proを使うとさまざまな疑問が湧いてきますよね。ユーザー数が多いAdobe Premiere Proは、疑問に思った内容で検索すると機能や使い方に関する解決法が多く見つかります。

Adobeの公式サイトにはサポートやコミュニティも充実しており、Premiere Proのコミュニティを見ると約6,000件もの会話が行われています。

中には同じような悩みや疑問を抱えている人もいるため、インターネットやAdobe公式サイトを利用すると知りたい情報がすぐに見つかります。

Adobe Premiere Proの特徴③|多彩なAI機能

Adobe Premiere Proには、最先端のAI機能が搭載されているのが特徴の一つです。AI機能を使うと、このような作業が自動的にできるようになります。

Adobe Premiere ProのAIには、動画の内容を解析して自動でシーンごとに分割してくれる機能があります。従来はフレームごとのチェックやカットを手動で行う必要がありましたが、ワンクリックチェック・カットまで完了します。

面倒なテロップ入力作業も、AI機能を使えば一瞬です。Adobe Premiere Proには文字起こし機能があり、話している言葉を自動的に認識し、自動で適切な場所にテロップを配置します。内容を認識する精度が高いため、正確に文字起こしできるため作業効率が格段にアップします。

AI機能を使うと、媒体ごとに異なるフレームサイズも自動でリフレームが叶います。最適な比率や被写体の位置を自動で調整してくれるため、いちいちトリミングする手間がかかりません。

このように、Adobe Premiere Proには作業効率を高めるための多彩なAI機能が搭載されています。

Adobe Premiere Proの特徴④|Adobe製品との連携

Adobe Premiere Proに関わらず、どのAdobeソフトでも他のAdobeソフトとの連携ができます。Adobe Premiere Proと相互性のあるAdobeソフトは、主に以下の8つです。

動画に必要な素材をAfter Effectsで特殊加工したり、IllustratorやPhotoshopで編集したり、他のAdobeソフトと連携させることで、Adobe Premiere Proだけではできないハイクオリティな動画編集が叶います。

Adobe Premiere Proの特徴⑤|仕事や副業での需要の高さ

Adobe Premiere Proを使えるようになると、動画編集の仕事で役立てることが可能です。動画クリエイターの募集で、以下のような条件を見たことなる人も多いのではないでしょうか。

動画編集の仕事募集で多いのが、Adobe Premiere Proを使えるクリエイターの採用です。多くの動画クリエイターがAdobe Premiere Proを使用しているため、互換性が高いことやお互いのファイルを触りやすいことが理由に挙げられます。

近年は、会社員をしながら副業で動画クリエイターの仕事をする人も増えています。今から動画編集の仕事を始めるという人は特にAdobe Premiere Proを選ぶのがおすすめです。

Adobe Premiere Proの値段と購入方法

多くの魅力があるAdobe Premiere Proですが、多くの人が気になるのが値段ではないでしょうか。ここからは、Adobe Premiere Proの値段と購入方法を紹介します。

Adobe Premiere Proの値段

Adobe Premiere Proには2つのプランがあり、契約方法によって値段が異なります。

単体プランとは、Adobe Premiere Proだけが使えるプランです。

しかし、Adobe Premiere Proは他のAdobeソフトと連携させることで、さらにハイクオリティな動画を作ることができます。IllustratorやAdobe Premiere Rush、After Effectsなどのソフトを同時に使いたい人は、コンプリートプランがおすすめです。コンプリートプランを契約すると、これらのソフトが使い放題です。

コスパを見ると、年間プランの一括払いが一番お得です。

買い切りのAdobe Premiere Proはある?

Adobe Premiere Proは、サブスクリプションタイプのソフトです。サブスクリプションとは一定の期間使用料を支払うことで、利用できる支払い方法を指します。そのため、上記の値段のとおり月額料が発生するのです。

動画編集ソフトの中には、永久ライセンスと呼ばれる買い切りタイプのソフトもあります。買い切りタイプのソフトは、一度購入すると永久に使い続けることができますが、一回の購入金額が高くなるのが特徴です。

買い切りタイプのソフトの中には、大きなアップデートが行われると新たなバージョンを買わなければならないものもあります。定期的に最新バージョンにアップデートされるAdobe Premiere Proは、サブスクリプションタイプの方が向いていると言えます。

Adobe Premiere Proの購入方法

Adobe Premiere Proは、Adobe公式サイトから購入できます。まずはAdobeのPremiere Pro製品ページにアクセスし、「購入する」をクリックしましょう。

すると、プランを選ぶページに移行するため、該当のプランを選択します。

法人、学生・教職員、教育機関の場合は値段が安くなるため、当てはまる人は上のタブで切り替えてください。

次の画面で契約プラン方法を選択し、メールアドレスを入力して「支払い手続きへ」をクリックします。

画面が切り替わるとクレジットカードの情報を入力する画面になり、必要な情報を入れるとAdobe Premiere Proの購入が完了します。

値段がかからないAdobe Premiere Pro体験版とは?

いきなりAdobe Premiere Proを契約するのは、不安だという人も多いですよね。

特に、動画編集ソフトを使い慣れていない人や、他の動画編集ソフトと迷っている人にとって、使い勝手や操作性を確かめてみたいものです。そのような人のために、Adobe Premiere Proには無料で使える体験版があります。

有料版と全く同じ機能と使いやすさの無料体験版は、7日間使うことができます。Adobe Premiere Proを使いこなせるか試したい人や、他の動画編集ソフトと操作性を比べたい人は、ぜひ無料版から試してみましょう。

Adobe Premiere Pro無料体験版に関しては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

【2024年】Adobe Premiere Proを無料で使う唯一の方法とは?【購入前の方必見!】

Adobe Premiere Proとよく比較されるソフト3選

Adobe Premiere Proの他にも、世の中には多くの動画編集ソフトが存在します。ここからは、特にAdobe Premiere Proと比較されやすい3つのソフトについて解説します。

比較される動画編集ソフト①|DaVinci Resolve

DaVinci Resolve(ダヴィンチ リゾルブ)には、無料版と有料版の2つのタイプがあります。操作方法や使い勝手に違いはありませんが、4Kを超える解像度の動画編集をしたい人は、有料版がおすすめです。

Adobe Premiere Proと比べると機能性は少ないですが、色補正に優れている特徴があります。動画クリエイターの中には、一般的な動画編集はAdobe Premiere Proで行い、色補正だけをDaVinci Resolveで行うといった人も多いようです。

比較される動画編集ソフト②|Filmora

Filmora(フィモーラ)は、誰でも簡単に動画編集を楽しめる動画編集ソフトです。基本的な機能しかないためできることは限られており、本格的な動画編集を考えている人にはAdobe Premiere Proがおすすめです。

初めて動画編集を行う人や趣味で動画を作りたい人には、簡単に動画編集ができるFilmoraが向いています。有料版と無料版の2種類があり、無料版は書き出しの際にロゴが入ってしまうので注意しましょう。

比較される動画編集ソフト③|Final Cut Pro

Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)は買い切りタイプの動画編集ソフトなので、一つのソフトを長期間使う人にはお得だと言えます。ただし、Adobe Premiere Proと比べると機能は劣るため、将来さまざまな種類の動画編集を考えている人は、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

Final Cut Proの大きな特徴の一つが、Apple社が提供している動画編集ソフトのため、Macでしか使えない点です。

反対にiPhoneアプリのiMovieで馴染みのある人は、移行しやすいでしょう。

Adobe Premiere Proの使い方

映画制作やCM作成など、多くのプロの現場で使われているAdobe Premiere Proですが、使い方は至って簡単です。シンプルな動画なら基本の作業を覚えるだけで作れるため、操作に慣れれば動画編集初心者でもクオリティの高い動画を作ることができます。

Creators+では、Adobe Premiere Proに関するさまざまな機能の使い方を紹介しています。
そもそもAdobe Premiere Proの使い方がまったくわからないという方は、まず初めにこちらの記事をご覧ください!⬇︎

【どこよりも優しい】Premiere Proの使い方を初心者向けに紹介【2024年最新版】

動画編集の流れ

動画編集の大まかな流れは以下の通りです!上で紹介した記事ではそれぞれについて、分かりやすく詳細に説明しているので、Premiere Proの実際の使い方をイメージしたいという方はぜひ参考にしてみてください。

  1. 素材をまとめる
  2. プロジェクトを作成する
  3. カット編集をする
  4. 字幕やテロップを入れる
  5. BGMや効果音を入れる
  6. エフェクトを入れる
  7. 完成した動画を書き出す

Adobe Premiere Proで動画編集を始めよう!

Adobe Premiere Proは、国内シェアNo.1を誇る動画編集ソフトです。

ハリウッド映画の制作から結婚式のムービーまで、さまざまな種類の動画を作ることができます。他にもさまざまな動画編集ソフトがありますが、Adobe Premiere Proほど機能性に優れ操作が簡単な動画編集ソフトは無いのではないでしょうか。

Adobe Premiere Proが気になった人は、まずは7日間使える無料体験版から始めてみましょう。