Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなどさまざまな動画編集ソフトがある中で、「PowerDirector」という名のソフトを目にしたことはないでしょうか。
PowerDirectorとは?
①動画専用の編集ソフト|PowerDirectorとは?
台湾の会社サイバーリンクが開発・販売するPowerDirectorは、動画編集専用のソフトです。
エフェクトの数が多く、直感的な操作ができるため、Adobe Premiere ProやFinal Cut Proのように初めての方でも簡単な動画編集が叶います。家庭用のビデオの編集からYouTubeの編集、企業動画の作成などさまざまな動画が作成できるソフトです。
Mac・Windowsの両方で使うことができ、動作環境は以下の通りです。
<Windowsの場合>
Microsoft Windows 11, 10、8、8.1、7 (64 bit OS のみ対応)。
* AI 機能、NVIDIA ビデオ/オーディオ ノイズ除去、ルームエコー除去の使用には Microsoft Windows 11 または 10 必須。
<Macの場合>
Mac OSX 10.14 以降
②2パターンの料金体系|PowerDirectorとは?
PowerDirectorには、「買い切り版」「サブスクリプション版」の2つの料金体系があります。
買い切り版は、一度ソフトを購入すると追加の費用を払わずに使い続けられるタイプのソフトです。一方サブスクリプション版は、毎月・毎年など一定期間ごとに費用を支払うことで利用できるタイプのソフトといった違いがあります。
PowerDirectorの場合、サブスクリプション版の方が使える機能が多いのが特徴のひとつです。
最新版への無料アップグレードや毎月追加されるBGM・エフェクトの使い放題といったサービスはサブスクリプション版にしかないため、本格的にPowerDirectorを使いたい方はサブスクリプション版の利用をおすすめします。
③6つのエディション|PowerDirectorとは?
PowerDirectorには、使える機能に応じて6つのエディションがあります。
買い切り版の場合、Standard→Ultra→Ultimate→Ultimate Suiteと使える機能が多くなります。
そのぶん、費用も高くなるため購入には注意が必要です。
一番機能が多い「Ultimate Suite」には、動画編集ソフトだけでなく音声編集ソフトや色編集ソフトも同梱されています。本格的な動画編集をしたい方には、おすすめのエディションです。また、一部機能が制限されている「Standard」は公式サイトでは購入できません。
サブスクリプション版には2つのエディションがあり、365→Director Suite 365の順に機能が増えます。
「Director Suite 365」には、買い切り版の「Ultimate Suite」で同梱される音声編集ソフト・色編集ソフトのほかに、画像編集ソフトも同梱されます。
PowerDirectorの評判は?
値段も手頃で使いやすい|PowerDirectorの評判
上記のレビューのように、簡単な動画編集としてはコスパが高いという評価もあります。買い切り版は1万円前後で購入できるため、初めての動画編集にチャレンジしたいという方にはおすすめです。
アマチュア用には十分使える|PowerDirectorの評判
本格的な動画編集よりも、簡単な初心者向けの動画編集に使いやすいといった評判が多く見られます。
シンプルな動画を作りたい人には向いているソフトです。
ハードルが高い|PowerDirectorの評判
他の動画ソフトとは使い方が異なるというPowerDirectorは、動画編集ソフトに使い慣れていても一から使い方を勉強する必要がありそうです。
他社に比べると・・・|PowerDirectorの評判
他の動画編集ソフトに比べると扱いにくいという評判もあります。動画編集ソフトの乗り換えを検討している方は、メリットとデメリットをそれぞれ把握しておくことが重要です。
【項目別】PowerDirectorと他ソフトの比較
さまざまな種類の動画編集ソフトがありますが、代表的で多くのプロも活用しているのが、Adobe社から提供されているPremiere Proです。
料金|Premiere Proとの違いを比較
動画編集ソフトで気になるのは、やはり費用面ではないでしょうか。PowerDirectorとAdobe Premiere Proの料金の違いは以下の通りです。
Adobe Premiere Proには、サブスクリプション版のみしかありません。費用面だけを比較すると、PowerDirectorの方が安価で使いやすいことがわかります。
機能|Premiere Proとの違いを比較
PowerDirectorとAdobe Premiere Proの特徴的な機能は以下の通りです。
PowerDirectorとAdobe Premiere Proどちらにも、基本的な動画編集ソフトの機能は備わっています。しかし、Adobe Premiere Proの方が本格的な動画編集用の機能が多いです。他のAdobeソフトとの連携もできるので、AIを活用して自動の文字起こしなども可能になります。
使い方・操作性|Premiere Proとの違いを比較
PowerDirectorとAdobe Premiere Proはどちらも直感的な操作性が魅力です。操作性は人によって得意・不得意があり、どちらが優れているかを断言することはできません。どちらのソフトにも無料版があるため、実際にどちらのソフトも使ってみて比較するのが重要です。
ただし、Adobe Premiere Proの方が利用者が圧倒的に多く、チュートリアルやサポートも充実していることから、Adobe Premiere Proの方が利用しやすいと考えられそうです。
PowerDirectorと他ソフトをよく比較検討しよう
初心者には使いやすいPowerDirectorですが、本格的な動画編集を求める方には物足りなさを感じてしまうかもしれません。動画編集ソフトを選ぶ際は、他のソフトとの違いを比較して検討することが重要です。
初心者からプロの方まで全ての人に特におすすめなのは、Adobe Premiere Proです。Premiere Proについては、詳しくこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。