今回はPremiere Proで文字を揺らしたい方に向けた記事を作成しました。
文字を揺らすことで動画での表現の幅を増やすことができます。
文字を揺らし方をいくつかお伝えさせていただきます!
Premiere Proで文字を揺らす方法|エフェクトを使う
Premiere Proで文字を揺らす方法|エフェクトを検索する
Premire Proを使い、文字を揺らすにはエフェクトを使用する必要があります。
まずは画面右上の「エフェクト」をクリックしてください。
エフェクトを開くと下記画面の赤枠のような検索バーが出てきます。
検索バーを使う事ですぐに使いたいエフェクトを探し出すことができます。
「波形」という文字を入力しましょう。
そうすると「ビデオエフェクト⇒ディストーション⇒波形ワープ」が出てきます。
Premiere Proで文字を揺らす方法|「波形ワープ」エフェクトを使用する
「波形ワープ」のエフェクトを、文字グラフィックにドラッグしてください。
そうすれば文字グラフィックに「波形ワープ」のエフェクトが適用されます。
ゆらゆらと揺れるモーションが特徴です。
Premiere Proで文字を揺らす方法|値を設定する
「波形ワープ」のエフェクトは値を設定することで文字のデザインを変えることができるのです。
画面左上の「エフェクトコントロール」をクリックして選択してください。
すると文字グラフィックの「エフェクトコントロール」が現れます。
下記画像の赤枠内が「波形ワープ」の値の設定欄です。
ここを変更することで「波形ワープ」の形を変更することができます。
例えば「波形の高さ」の数値を上げると、このようになります。
他には「波形の幅」を上げると下記のように緩やかな波形に変わります。
このように値を変更することでエフェクトのデザインを変えることができます。
Premiere Proで文字を揺らす方法|「波形ワープ」エフェクトのバリエーション
「波形ワープ」のエフェクトは他にもバリエーションがあります。
「波形の種類」を変更することで様々なデザインに変わるのです。
「波形の種類」をクリックし、デザインを変更してみましょう。
◯「波形ワープ」のエフェクトが「短形」の場合
モザイクのようなモーションが特徴です。
◯「波形ワープ」のエフェクトが「三角形」の場合
最初の「サイン」と似ていて、ゆらゆらと揺れるのですが角ばっている印象ですね。
◯「波形ワープ」のエフェクトが「のこぎり波」の場合
のこぎりのようにギザギザとしたエフェクトです。
◯「波形ワープ」のエフェクトが「円形」の場合
これも「サイン」と似たようなエフェクトです。
◯「波形ワープ」のエフェクトが「半円形」の場合
「円形」と似ています。
◯「波形ワープ」のエフェクトが「非円形」の場合
細かく揺れるような雰囲気です。
「波形ワープ」のエフェクトが「ノイズ」の場合は、じわじわと震えるような印象です。
「波形ワープ」のエフェクトが「ノイズ(滑らか)」の場合は震えるというよりも、揺れるような印象です。
このように「波形ワープ」のエフェクトは様々のデザインに変更することができます。
これらのデザインの値を更に変更することも可能です。
Premiere Proで文字を揺らす方法|「位置」をずらす
Premiere Proで文字を揺らす方法|「キーフレーム」を使う
先ほど使った「波形ワープ」のようなエフェクトを使った方法ではなく、「キーフレーム」を使った方法で文字を揺らします。
「キーフレーム」を使って文字を動かした事を記憶させ、文字を揺らしたような動きをさせるのです。
まずは、下記画像の赤枠の文字グラフィックをクリックしてください。
次に、画面左上「エフェクトコントロール」をクリックしましょう。
「ベクトルモーション」の「位置」の左にある時計マークをクリックしてください。
そうすると「位置」の「キーフレーム」がオンになります。
Premiere Proで文字を揺らす方法|「位置」を少しずつずらす
次にキーボードの「→」キーを押し、一コマ先に送りましょう。
横に揺らしたい場合、下記画像の赤枠のX軸を変更します。
今回は「950」へ変更してみましょう。
もう一度、キーボードの「→」を押し、X軸に今度は「960」と入力してください。
さらにもう一度キーボード「→」を押し、X軸を「960」に入力しましょう。
そうすれば「キーフレーム」に変更された「位置」が保存されますので、再生すると一瞬ですが文字が震えるはずです。
Premiere Proで文字を揺らす方法|「キーフレーム」をコピーペーストする
ただしこれではあまりにも動作が遅すぎますので、上記の「キーフレーム」をコピーペーストします。
まずは「キーフレーム」をコピーしてください。
最後のキーフレームのところでコピーした「キーフレーム」をペーストしましょう。
キーボードの「A」を押すと拡大されてわかりやすくなります。
こうすることで「キーフレーム」を長くすることができます。
なので上記の作業を繰り返すことで更に「キーフレーム」を長くすることができるという訳です。
こうすることにより文字を揺らすことが可能になり、「位置」の設定の仕方次第では大きく揺らしたり、細かく震えるようにさせることができます。
文字を揺らすエフェクトをPremiere Pro内に保存する方法
文字を揺らすエフェクトをPremiere Pro内に保存する方法|プリセットに保存
今回「キーフレーム」で作成した文字を揺らすエフェクトを毎回作成するとなると手間でめんどくさいですよね。
しかし「プリセット」に保存する事で、すぐに呼び出すことができます。
「ベクトルモーション」を右クリックし、「プリセットに保存」をクリックしてください。
「プリセットに保存」が開かれたら、「名前」にモーションの好きな名前を入れてください。今回は「ゆらゆら」と入力します。
「種類」では今回は「インポイント基準」を選択しましょう。
「OK」をクリックすると「エフェクト」内に保存されます。
文字を揺らすエフェクトをPremiere Pro内に保存する方法|保存したエフェクトを使ってみる
保存したエフェクトを一度使ってみましょう。
画面右上の「エフェクト」をクリックしてください。
「エフェクト」の「プリセット」をクリックします。
先ほど保存した「ゆらゆら」を文字グラフィックにドラッグすると先ほど作成した「ゆらゆら」が適用されます。
かなり簡単で便利ですよね。
Premiere Proで文字を揺らすテクニックを身につけよう!
今回はPremiere Proで文字を揺らす方法についてまとめました。
既存のエフェクトを使ったり、自分で好みのエフェクトを使ったりと、自分が使いたいエフェクトをうまく活用しましょう。
プリセットに保存をうまく使うことで、作ったエフェクトも簡単に使えるようになるのは非常に便利なので是非覚えてみてください。