カメラのレンズ、こまめにお掃除していますか?カメラはレンズが命です。
カメラのお手入れを怠ると、撮影した写真に影響が出てしまうだけでなく、カメラレンズにカビが生えてしまったり、レンズの劣化に繋がってしまいます。そんな時に役に立つのはレンズクリーナーです。様々な種類のレンズクリーナーが発売されているので、今回はその選び方や使い方、おすすめのレンズクリーナーをご紹介します。
カメラ用レンズクリーナーの選び方は?
レンズクリーナーと一口に言っても、タイプや目的が様々です。まずは、レンズの選び方を解説します
カメラ用レンズクリーナーの選び方①|ウェットティッシュタイプ
持ち運びに便利なのがウェットティッシュタイプのレンズクリーナーです。手を拭くウェットティッシュ同様一つのパッケージに数枚入っているものや一枚一枚個包装になっているものがあります。ウェットティッシュタイプにはクリーナー溶液が含まれているので、外出先でも手軽にお手入れができ、使いやすいのでおすすめです。半面、汚れがひどい時や広範囲をお手入れするには不向きです。
カメラ用レンズクリーナーの選び方②|クリーナー溶液(リキッド)
レンズクリーナーの溶液(リキッド)には大きく2種類あります。一つは界面活性剤、もう一つが無水アルコールです。それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
界面活性剤は濃度の薄い洗剤です。一般的に広く使われていて、水性はもちろん油性の汚れも落とすことが可能です。ただし、界面活性剤は水溶液のため、乾きが遅く拭き残りをしやすくなっています。
エタノールを使用したクリーナー溶液です。アルコールなので、乾きも早く、水性汚れ、油性汚れともに効果があります。無水アルコールの欠点は、アルコールなので、火気の扱いに注意が必要なこと、また飛行機に持ち込めないという点も注意が必要です。
カメラ用レンズクリーナーの選び方③|クロス・ペーパー
上記のレンズクリーナー溶液は、基本的に単体では使用できません。クロスやペーパーなどに染み込ませて使用します。もちろんちょっとした汚れならクリーナー溶液を使わずに、クロスやペーパーのみで汚れを取ることも可能です。
カメラ専用のクロスやペーパーはレンズを傷つけないように柔らかい素材でできています。一見柔らかそうな素材のティッシュやタオルなどでもレンズを傷つけてしまうこともあるため、レンズをお手入れする時には、必ずレンズ専用のクロスやペーパーを使う用にしましょう。
カメラ用レンズクリーナーおすすめ11選【価格順】
それではおすすめのクリーナー11選をご紹介します!
HAKUBA レンズクリーナーキット
HAKUBAのレンズクリーナーキットはクリーナー溶液とペーパーがセットになっている商品です。
ペーパー30枚とクリーナー液30mlとコンパクトなので持ち運びにも便利。何と言っても1セット300円前後と手を出しやすい価格なのが魅力です。カメラ初心者の方におすすめ。
Kenko 激落ちカメラレンズクリーナー
アルコールを含んだウェットティッシュタイプのクリーナーです。
揮発性の高いアルコール成分を配合しているため、速乾性に優れています。個包装になっているため必要分だけ持ち出せて、気軽にお手入れができるレンズクリーナーです。
DABLOCKS クリーニングクロス 8枚セット
使いやすいサイズ20cm x 20xmが8枚セットになったクロスです。
こちらはドライクロスなので、乾拭きをする際に使用します。8枚もいらないと思われるかもしれませんが、1枚1枚個包装になっているので、使う機会を見ながら保存することもできます。
洗って再利用することもできるので、経済的です。
HAKUBA レンズクリーニングティッシュ
アルコール性のクリーナー溶液を含むウェットティッシュタイプのレンズクリーナーです。
一枚一枚が120mm x 160mmと大きめでしっかりと拭き取れます。速乾性のため拭きあとも残りづらく、個包装のため持ち運びにも便利です。
FUJIFILM レンズクリーニングペーパー
ティッシュ状になっているレンズクリーナーです。
クリーナー溶液は含んでいないドライタイプのクリーナーなので、簡単なふき取り掃除はもちろん、クリーナーを染み込ませて使用することもできます。
蔵Cura クラ レンズクリーナー50ml スプレータイプ
スプレータイプのレンズクリーナー溶液です。
ペーパーやクロスに染み込ませる際に、ムラなく広い範囲に吹きかけられるため便利です。こちらは界面活性剤を成分としていてアルコールを使用していないので安心です。
Camkix レンズ・スクリーン クリーニングキット
レンズクリーナー溶液3本とマイクロファイバークロス1枚がセットになったコスパ最高のキットです。
30mlが3本に分かれているため、持ち運びにも便利で、セットのクロスを使えばこれだけでお手入れを完了できます。
KING レンズクリーニングティッシュ
携帯に便利な個包装のウェットタイプのレンズクリーナーです。
ノンアルコールのためレンズに優しく、帯電防止効果があるため静電気によって埃が付着することを防ぐことができます。
Kenko LUCINAGE カメラレンズクリーナー スプレータイプ
たっぷり100ml入ったクリーナー溶液です。クリーニングしながら、汚れをつきにくくするコーティングをするため、清浄と防汚が同時に行えるクリーナーです。
HAKUBA 高級クロス セーム革
天然の鹿革を使用したクロスで非常に柔らかく、レンズを傷つけません。
耐久性にも優れているため、いいものを長く大切に使いたい人におすすめです。吸収・除去力に優れいているため、クリーナー溶液を使用しなくても汚れを除去することができます。
FUJIFILM レンズクリーニングリキッド
上記で紹介したFUJIFILMレンズクリーニングペーパーなどと一緒に使用するタイプのリキッドレンズクリーナーです。
リキッドをつけて軽くぬぐうだけでほとんどの汚れを落とすことができます。プラスチック部分は変質してしまう可能性があるので、レンズのみに使用するようにしましょう。
【簡単解説】カメラ用レンズクリーナーの使い方は?
レンズをクリーニングする際には、正しい使い方をする必要があります。誤った使い方をするとレンズに傷をつけてしまうことがあるので注意しましょう。
まずはブロアーなどで埃を取る
リキッドクリーナーをいきなりつけてしまうと、レンズについていた埃がくっついてしまうことがあります。それを防ぐためにまずは、レンズ面を下にしてブロアーなどで埃を吹き飛ばします。
クロスにクリーナー溶液をつけて拭き取る
クリーニングクロスやクリーニングペーパーに、クリーナー溶液を1~2滴ほどづけて、中心から外側に円を描きながらふき取ります。クリーナー溶液はつけすぎると拭きあとが残ってしまうため、つけすぎに注意しましょう。
乾いたクロスで乾拭きする
速乾性のクリーナー溶液の場合は不要ですが、乾きにくいクリーナー溶液の場合は、拭きあとが残らないように、クリーナーで拭いた後さらに乾いたクロスやペーパーで乾拭きをする必要があります。
レンズクリーナーの他に必要なものは?
上記でご紹介したクリーナー以外にも、お手入れをするうえで必要なものをご紹介します。
レンズペン
レンズペンとは、ペンの先に刷毛のようなブラシがついているお手入れ用具です。クロスやペーパーなどでは取り切れない縁の汚れをかき出すために使用します。
ブロアー
カメラのメンテナンスには必須ともいえるのがブロアーです。空気ポンプのように空気を噴き出して埃を飛ばします。お手入れの際はもちろん、一眼レフやミラーレスのレンズ交換をする際にも必要なアイテムなので、1つは持っておくのがおすすめです。
クリーニングキット
お手入れ用のアイテムを一つ一つ買い集めるのは大変です。そんな時におすすめなのが、すでにお手入れに必要なものがセットになっているお手入れキットです。収納ケースもついているものが多いため、アイテムの整理整頓も簡単です。
100均でも買えるお手入れアイテム
一つ一つアイテムをそろえるのはとても大変で、お金もかかります。
そんな時はうまく100均のアイテムを活用しましょう。ブロアーやマイクロファイバークロス、メガネクリーナー、メイク用のブラシなどは100均でも購入でき、レンズのお手入れにも使うことができます。
ただし、材質によってはレンズを傷つけてしまうものもあるため、しっかりと確認をしたうえで使用するようにしてください。
カメラ用レンズクリーナーでレンズを綺麗な状態に!
綺麗な写真を撮るためにも、レンズをいい状態に保ち続けるためにも、定期的なメンテナンスがとても大切です。そのお手入れに欠かせないのが、カメラ用レンズクリーナー。丁寧にメンテナンスした機材は、より一層愛着のわく相棒になっていくこと間違いありません。レンズクリーナーを味方につけて楽しいカメラライフを!