今回は、ブラシや鉛筆で簡単に直線を描く方法を取り上げます。
Photoshopで直線を引く方法
shiftキーを押していると、垂直か水平にしか線を描くことができないのです。これがPhotoshopで直線を引く方法です。
Photoshopで水平の直線を引く①|ブラシツール
ブラシツールはPhotoshopのカンバスを絵筆のように描画するツールです。
ブラシの大きさやエッジのぼかし具合などを指定して画像にさまざまな質感を与えることができます。基本的にフリーハンドでマウスやペンタブレットで線を描きます。
「ブラシツール」を選択して、オプションバーで設定を変更します。

shiftキーを押しながらドラッグするだけで直線を描くことができます。

Photoshopで水平の直線を引く②|鉛筆ツール
「鉛筆ツール」は描いた線にエッジの設定ができないツールです。
「ブラシツール」では輪郭がぼけますが、鉛筆ツールではシャープなエッジになります。
鉛筆ツールでも水平線は同様です。まずは「ブラシツール」を右クリックし「鉛筆ツール」を設定します。

「ブラシツール」と同様にshiftキーを押しながらドラッグするだけで直線を描くことができます。

Photoshopで水平の直線を引く③|ペンツール
Photoshopで選択範囲を作成するときは、「ペンツール」を使います。ペンツールはベジェ曲線を生成するツールなので、Illustratorでパスを作成するのと同じ仕組みです。
ペンツールでの水平線は、まず始点をクリックして、shiftキーを押したまま、終点をクリックします。始点をクリックしているときにshiftキーを押していると、ハンドルが展開するだけで、水平線にはなりません。

Photoshopで斜め線を引く方法
Photoshopで斜め線を引く①|ブラシツール
「ブラシツール」を選択し、斜めに線を引きたい始点部分をクリックします。
次にshiftキーを押しつつ、終点部分をクリックします。始点から終点に向かって斜めのブラシ直線が描かれます。

Photoshopで斜め線を引く②|鉛筆ツール
「鉛筆ツール」でも同じ要領です。
ツールバーから鉛筆ツールを選択し、サイズを指定したあと、斜めに線を引きたい始点部分をクリックします。
次にshiftキーを押しつつ、終点部分をクリックします。始点から終点に向かって斜めの直線が描かれます。

Photoshopで斜め線を引く③|ペンツール
「ペンツール」の場合も基本的には同様です。
斜め線を描きたい始点をクリックしてからShiftを押しながら終点をクリックすると45度の線が描かれます。
Shiftを押さずに終点をクリックするとその位置に直線が描かれます。

Photoshopで引く線の角度を指定する方法
すこし面倒ですが、まず直線を作成してから、角度を指定します。角度は編集メニューの[変形]で回転を選択します。それでオプションバーで角度を指定します。
Photoshopで線の角度を指定①|ブラシツール
ブラシツールで角度を指定するには、まず、最初にブラシのみのレイヤーを作成します。
ブラシツールで水平線を作成します。

次に、編集メニューの[変形]で回転を選択します。オプションバーで角度を指定します。


Photoshopで線の角度を指定②|鉛筆ツール
鉛筆ツールも同じ要領で線に角度を指定します。ここでも、まず鉛筆ツールでレイヤーを作成します。
レイヤーを選択して、ブラシツールと同じように、編集メニューの[変形]で回転し、角度を指定します。


Photoshopで線の角度を指定③|ペンツール
ペンツールで角度を指定するには、まずペンツールで直線のパスを作成します。

ペンツールで直線を描いたときはパスの終点のみが選択された状態になっています。
そのため、そのまま回転すると終点のポイントのみが回転されます。そこで「パス選択ツール」を選択して、パスの始点と終点の両方を選択します。

先ほどまでと同様に「回転」を選択すると、パス全体に角度を指定できます。

2025年のアップデートに期待!
昨今のAI業界の発展によってAdobe製品でもより多くのことができるようになっています。
Photoshopでも画像生成やディテールの生成の機能が強化され、もしかするとブラシツールにも画期的な変化があるかもしれませんね!
Photoshopでの直線の引き方は完璧!
今回はブラシツール、鉛筆ツール、そしてパスツールでの水平や垂直の直線、そして斜め線を簡単に引く方法、そして、引いた直線を変形ツールで回転させて角度を指定する方法を紹介しました。
shiftキーを押しながら水平線を引く方法は、消しゴムツールでも使えます。直線をうまく活用して、効率的に線を描きたいものです。