しゃべるシーンのある動画を撮影する際にはワイヤレスピンマイクの使用をおすすめします。一口にワイヤレスピンマイクといっても、様々な種類があるので、今回はワイヤレスピンマイクを使用するメリットと選び方、そしておすすめのワイヤレスピンマイクをご紹介します。
ワイヤレスピンマイクを使用するメリットは?
ワイヤレスピンマイクの使用をおすすめする一番の理由は、しゃべる声がきれいに収録できるからです。ワイヤレスピンマイクを使用して収録した際のメリットを解説します。
しゃべり声をきれいに収録できる
ピンマイクは基本的に洋服の襟元などに固定して使用します。
そのため、マイクが近づいたり離れたりせず一定の音量で収録ができます。また、通常マイクは距離が離れるほど雑音が入りやすくなりますが、ピンマイクと口の距離は一定で離れることがないため、雑音が入りにくくなります。
画面の中でも目立たない
ピンマイクは襟元に小さなマイクを固定するので、明らかに「マイクを持っています」というようなハンドマイクに比べて、画面の中で目立ちにくいです。
映像の中に自然に溶け込ませることができ、映像を見ている側が映像自体に集中ができるというメリットがあります。
ワイヤレスなので動きが自由になる
しゃべりながら動画を撮る場合、両手を動かしたり、歩いたり、動きながら撮影としたいという場面もあるかもしれません。
そんな時、ワイヤレスピンマイクなら、両手が空くのはもちろん、カメラとマイクがつながっていないので、自由に動き回ることができます。動いてカメラから離れても音が遠くなることもありません。
ワイヤレスピンマイクの選び方は?
ワイヤレスピンマイクを使えばきれいな音が収録できることはわかりました。でも、探してみると、いろいろな種類のワイヤレスピンマイクが発売されています。ワイヤレスピンマイクを選ぶ際にどんなことに注目して選んだらよいのでしょうか。
単一指向性か全指向性か
ピンマイクに限らず、マイクには大きく分けて単一指向性と全指向性の二種類があります。
単一指向性は一方向からの音を拾うのが得意で、雑音が入りにくい特徴があります。全指向性は、全方位からの音を拾うのが得意で、複数の人が話している声や自然の音を拾う際に使われますが、その分雑音も入りやすくなります。
自宅でカメラに向かって少ない動きで話す動画を撮る際は単一指向性が向いています。プレゼンテーションなどしゃべりながら動いたり、顔の向きを頻繁に変えるような場面で使う場合や複数人の声を拾いたい場合には全指向性(無指向性)がおすすめです。
必要な周波数領域とは
マイクに応じて拾える周波数が違います。
周波数とは音の高さのことで、マイクによって収録できる音の高さが異なります。通常の話声の周波数は50~500Hzといわれているので、普通にしゃべるだけということであればその範囲の周波数を収録できれば問題ありません。
歌声の収録や楽器の音を録りたいなどといった場合は、より広域の周波数に対応したマイクが必要になります。
音質にこだわるならメーカーにも注目
マイクの音の良し悪しはメーカーによって大きく異なります。
有名なオーディオメーカーが出しているマイクなら、長年「音」の研究をしたうえで商品として出されているので、音質にこだわりたい場合は、少々値段が高くなっても、良いメーカーが出しているマイクをおすすめします。
iPhoneやAndroidと繋げるならBluetooth接続
ワイヤレスマイクは基本的にマイクからの音声信号を受信する受信機とセットで使用します。
しかし最近は、Bluetoothを使用して直接iPhoneやAndroidと接続できるものも増えてきました。撮影も含めてiPhoneやAndroidで完結させたいという場合、スマホに対応しているBluetooth接続のワイヤレスマイクを選びましょう。
おすすめのワイヤレスピンマイク9選を紹介!
おすすめのワイヤレスピンマイクをご紹介します。
おすすめワイヤレスピンマイク①|RODE WirelessGo
全指向性のワイヤレピンスマイクです。
RODEはマイクの有名大手メーカーなので品質も安心です。このワイヤレスピンマイクは世界最小と言われていて、送信機と受信機それぞれ31gととても軽いです。
送信機自体をクリップオンマイクとして使えますが、大きさが気になる場合には別売りのラべリアマイクを取り付けることも可能です。
おすすめワイヤレスピンマイク②|ソニー ECM-W1M C
ソニー製のカメラのホットシューに受信機を取り付けられるタイプのワイヤレスピンマイクです。
洋服などにクリップして使うのはもちろん、アームバンドを使って腕に取り付けたり、据え置きで使うことも可能。被写体と撮影者双方向の音声を収録するMIXモードと、被写体のみの音声を収録するSingleモードを選ぶことができます。
おすすめワイヤレスピンマイク③|Alvoxcon UM320
対談動画などに活用できる2人用のワイヤレスマイクです。
受信機がUSBになっているため、直接パソコンによりこむことが可能です。またAndroid用のアダプターも付属しているため、Androidのスマートフォンにも接続することができます。残念ながらiPhoneについては別売りのアダプターが必要となります。
おすすめワイヤレスピンマイク④|SYNCO-G2(A2)
SYNCOのG2(A2)は受信機一台で2つの送信機を同時に扱うことができます。
ワンタッチでマイクをミュートにできたり、風切り音やエアコン音などの環境音を遮断するローカット機能も搭載。3.5mmケーブルで接続できるので、多くのデバイスに対応できます。
おすすめワイヤレスピンマイク⑤|Comica BoomX-D2
Amazonで高い評価を得ているComicaのBoomX-D2はワイヤレスマイクにありがちな遅延がなく、高速で高品質な録音をすることが可能です。USBで充電ができるのも便利なポイントです。
おすすめワイヤレスピンマイク⑥|SabineTek(Bluetooth)
Bluetoothでの接続が可能なワイヤレスピンマイクです。
Bluetooth通信なので受信機が必要なく、Bluetooth接続可能なデバイスに直接つなげることが可能です。
¥高性能なノイズリダクション機能も搭載していて、クリアな音声を収録することができます。
おすすめワイヤレスピンマイク⑦|Hollyland Lark M1-ワイヤレスマイク
2つの音源を同時に録音できるステレオ対応ワイヤレスマイクシステム。
二人で同時使用可能、完全ワイヤレスの外付けマイクです。複数の人をインタビューする時や、会議やセミナー時にに大活躍します。
受信機とワイヤレスマイクは、充電ケースの中に取り出しだけでペアリングを簡単に行うことができ、簡単使えるのでエントリーには最適です!
おすすめワイヤレスピンマイク⑧|Hollyland Lark 150
Hollyland Lark 150の送信機は20.5gととても小さく、充電ケースにコンパクトに収納することが可能です。
ケースに入れると充電が可能なため、最大18時間まで稼働時間を延長することができます。
おすすめワイヤレスピンマイク⑨|SNZIYAGワイヤレスラべリアマイク
受信機をType-Cアダプターから直接スマートフォンに接続できるタイプのワイヤレスピンマイクです。
Androidを使用していて、SNSのライブ配信などを行う際にとても便利です。全指向性のマイクなので、動きながらの収録でもまんべんなく音を拾ってくれます。
複数人でしゃべるときなどもこれ一つで多方向の音を拾うことができます。
予算や目的に合ったワイヤレスピンマイクを見つけましょう!
ワイヤレスピンマイクが一つあるだけで、人の声をクリアに収録することが可能になります。話すシーンの多い動画を撮影する際にはワイヤレスピンマイクを使ってみましょう。様々な種類がありますが、どんなシーンで使いたいのかをはっきりさせることで、あなたにピッタリのワイヤレスピンマイクが見つかるはずです。
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