Adobe PhotoshopとElementsの違いを徹底比較!選ぶポイントは?

Adobe Photoshop(アドビフォトショップ)にはAdobe Photoshop CC版と呼ばれるバージョンとPhotoshop Elements(フォトショップエレメンツ)と呼ばれるバージョンがあります。

これらのバージョンにどのような違いがあって、どのように選べばよいのか解説します。

Photoshop CC版とElementsの違い|価格

Adobe Photoshop CC版Photoshop Elementsの違いはまずその購入方法と価格にあります。

※以下、記載する価格はすべて2021年6月1日時点のものです。

価格の違い①|Adobe Photoshop月額払い

Adobe Photoshop CC版は月額払いのサブスクリプションソフトです。ほかのAdobeソフトも利用可能なコンプリートなら月々3,980円(税込み4,378円)Photoshop単体のプランなら通常価格月々2,480円(税込み2,728円)、写真を編集したい人におすすめのお得なフォトプランなら、PhotoshopとLightroomという写真現像ソフトがセットで月々980円(税込み1,078円)です。

価格の違い②|Photoshop Elementsは買い切り

一方、Photoshop Elementsは買い切り17,800円(税込み19,580円)、写真編集も動画編集も楽しみたいという人向けにPhotoshop ElementsとPremiere Elementsを合わせて24,800円(税込み27,280円)というセットもあります。買い切りのため、一度買えば追加なしで使い続けることが可能です

価格の違い③|アップデートについて

Adobeの各種ソフトは日々新しい機能が追加されソフトがアップデートされています。CC版の場合には、定期購入を続けている限りアップデートされた最新の機能を使うことができます。Photoshop Elementsは買い切りソフトのため、アップデートに対応していません。新しい機能が追加され、その機能を使いたい時にはアップデート版を再度購入する必要があります

Photoshop CC版とElementsの違い|主な特徴

Adobe Photoshop CC版Photoshop Elementsの違いは価格のほかに、一番の違いといえる機能面での違いがあります。

機能比較①|Adobe Photoshop CC版はプロ向け

Adobe Photoshop CC版はビジュアルにかかわるプロやクリエイターも利用する高機能を備えたソフトです。ハイクオリティな加工・編集・合成が可能で、様々な機能が搭載されています。一眼で撮った写真をかっこよく加工したり、複雑な合成をしたり、画像コラージュを作りたいという人はCC版のPhotoshopがおすすめです。

機能比較②|Photoshop Elementsはアマチュア向け

一方、Photoshop Elementsよく使う機能に絞ったソフトなので、初心者でも扱いやすくなっています。使い方がわからない場合でも、Elementsに搭載されているガイド付き編集機能を使うことで、目的に合わせた写真加工を選ぶことができます。難しいソフトを使いこなす自信はないけれど、スマホなどで撮った写真の明るさや色味を調整したいなど、基本的な機能しか使わないという人にはPhotoshop Elementsを買い切りで購入してしまうのが良いでしょう。

ElementsにはないPhotoshopの機能

Adobe Photoshop CC版は多機能であることはご紹介しましたが、ここからは、Photoshop ElementsにはないCC版だけの機能をご紹介します。

写真編集でよく使われるトーンカーブ

CC版のPhotoshopではトーンカーブを使うことができます。トーンカーブとは、明るさやコントラストを調整するための機能で、細かな微調節か可能になるため写真をレタッチする際によく使われる機能です。斜めにひかれている線を上にあげたり下げたりすることで、画像の明るさ・コントラストを調整していきます

カラーモードやと色表現の種類

カラーモードは基本的に「RGB」「CMYK」の2種類があり、RGBはモニターなどで見るためのカラーモードです。紙などに印刷する場合はCMYKというカラーモードを使います。CC版Photoshopはこのどちらも使えますが、Photoshop ElementsにはRGBモードしかないため、紙に印刷するための制作物を作るには不向きです。

また、色表現の種類もCC版PhotoshopとElementsでは大きく異なります。Photoshop Elements8bitの色表現までしかできない一方で、CC版では、16bit、32bitを選ぶことができます

8bit(2の8乗)とは最大で256色表現できる色表現で、16bit(2の16乗)は65,536色、32bit(2の32乗)ともなると約1677万色を表現することが可能になり、より繊細な色遣いを表現できるようになります

ツールの種類

使えるツールの種類の多さもPhotoshop CC版Photoshop Elementsでは全然違います。CC版では様々な選択ツールやペンツールなど、より自由な感覚で扱えるツールがそろっています。特に選択ツールの種類が豊富で、編集したいエリアを選択するときに様々な選択方法を使用し細かい部分の編集や調整をすることが可能になります。

制作できるものの種類

CC版のPhotoshopでは様々な制作物を作ることができます。複数の写真を一枚にまとめるHDR(Hight Dynamic Range)と呼ばれる合成方法や3Dグラフィック、ベクターデータなども扱うことができます。

また、あまり知られていませんが、写真編集を得意とするPhotoshop CC版を用いてテロップを入れたり、音楽を追加したりなど基本的な動画編集を行うこともできます。こちらもPhotoshop Elementsにはない機能です。

PhotoshopElementsの違いまとめ】選び方のポイントは?

Adobe Photoshop CC版はプロやこだわりを持った写真編集をしたい方向け、そしてPhotoshop Elementsは今まであまり本格的な画像編集ソフトを使用した経験がなく、基本的な写真編集をやりたい方向けのソフトです。

Photoshop CC版は毎月の支払いが発生する一方、Phothop Elementsは一回買い切りなので、基本的なツールしか使わず追加料金なしで長く使いたいという方は、Photoshop Elementsがおすすめです。しかし、やり始めると徐々にこだわりが出てきて、細かい部分まで調整したくなってしまうのが画像編集の世界。そんな人はCC版のPhotoshopを最初から導入するのも良いでしょう。優しいガイド機能がつき使い方も比較シンプルなPhotoshop Elementsとは違い、CC版のPhotoshopは機能がたくさんあるため、初めは難しく感じますが、今まで知らなかった機能を発見する瞬間も楽しいものです。

Photoshop ElementsもAdobe Photoshop CC版もそれぞれメリットやデメリットがあるので、ご自身の写真編集ライフに適したソフトを選んで、楽しいPhotoshop生活を送りましょう!