Premiere Proで文字を一文字ずつ表示する方法!【初心者も簡単】

Premiere Proで文字を一文字ずつ表示するには2つの方法があります。また、一文字ずつ表示する際にアニメーションで様々な表現ができ、Youtube動画のタイトルやテロップの演出として使えます。

この記事では、文字を一文字ずつ表示する方法アニメーションの作り方を動画付きでわかりやすく解説します。初心者の方もプレミアプロで簡単に面白いテロップが作れますよ!

まだPremiere Proを持っていない方は、合わせてこちらもご覧ください。

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Premiere Proで一文字ずつ表示する方法①【リニアワイプ】

Premiere Proでは「リニアワイプ」という機能でキーフレームを打つことで、このように一文字ずつ表示させることができます。

リニアワイプの機能でキーフレームを打って一文字ずつ表示する方法を解説します。

①レガシータイトルで新規シーケンス作成

Premiere Proで新規プロジェクトを開き、「ファイル>新規>レガシータイトル」を選択します。

レガシータイトルの編集画面が表示されます。表示したい文字を入力しましょう。

フォントや文字の大きさ、カラー、縁取りなど、必要に応じて文字を編集しましょう。編集が完了したら×ボタンでレガシータイトル編集画面を閉じます。

レガシータイトルで作成した文字のシーケンスが作成されます。このシーケンスをタイムラインパネルへドラッグします。

②リニアワイプでキーフレームを打つ(初期設定)

エフェクトパネルで「リニアワイプ」を検索し、リニアワイプを選択します。

エフェクトコントロールパネルにリニアワイプの設定項目が表示されます。ワイプ角度を「-90°」にしましょう。

タイムラインパネルにある時間インジケータ(縦のライン)が0秒の位置にあるのを確認し、エフェクトコントロールパネルの「変換終了」を100%にします。すると、文字すべてが非表示の状態になります。ここでストップウォッチボタンをクリックし、キーフレームを打ちます。

③リニアワイプでキーフレームを打つ(一文字目)

『Shift+「→」』で時間インジケータを5フレーム進めます。ここで、変換終了を調整し、一文字目が表示された状態にします。変換終了を調整することで、自動でキーフレームが打たれます。

④リニアワイプでキーフレームを打つ(二文字目)

続いて、二文字目のキーフレームを打ちます。一文字目と同様、『Shift+「→」』で時間インジケータを5フレーム分進めてから、変換終了を調整し二文字目が表示された状態にします。

⑤残りの文字も同様にリニアワイプでキーフレームを打つ

残りの文字も、同様にキーフレームを打っていきます。5フレームずつ進め、一文字ずつ増えていくように変換終了を調整します。エフェクトコントロールパネルの表示は、5フレームごとにキーフレームが打たれた状態になります。

⑥Premiere Proで再生して確認

Premiere Proで再生して、一文字ずつ表示されることを確認しましょう。再生ボタンをクリックまたはスペースキーを押すことで再生することができます。

Premiere Proで一文字ずつ表示する方法②【トラックを分割】

Premiere Proでは、一文字ずつトラックに分けて、タイムラインパネルで重ねる方法もあります。この方法を使うと、一文字ずつ表示する際のアニメーションの応用がしやすいです。

トラックを重ねる方法を解説します。

①レガシータイトルで新規シーケンス作成

Premiere Proで新規プロジェクトを開き、「ファイル>新規>レガシータイトル」を選択します。

レガシータイトルの編集画面が表示されます。今回は、一文字目のみを入力します。必要に応じてフォントやカラーなど編集しましょう。編集後、×ボタンをクリックしレガシータイトルの編集画面を閉じます。

一文字目のみ表示されたシーケンスが作成されますので、このシーケンスをタイムラインパネルへドラッグします。

②トラックを重ねる(二文字目)

二文字目のトラックを追加していきます。『Shift+「→」』で時間インジケータを5フレーム進めます。

一文字目のトラックを複製し、二文字目のトラックを作成します。プロジェクトパネル内にある一文字目のトラックを右クリックし、「複製」を選択することで複製されます。

複製されたトラックをダブルクリックすると、レガシータイトルの編集画面が表示されます。この画面で二文字目を追加し、一文字目を削除します。

二文字目のトラックをタイムラインパネルへ追加します。一文字目から5フレーム進んだ時点にドラッグします。

③残りの文字も同様にトラック作成して重ねる

残りの文字も同様に、複製してトラックを作成します。さらにそれぞれのトラックを5フレームずつずらしてタイムラインパネルへ配置します。

最後の仕上げに、すべてのトラックの終了時点を揃えましょう。

④Premiere Proで再生して確認

Premiere Proで再生して、一文字ずつ表示されることを確認しましょう。再生ボタンをクリックまたはスペースキーを押すことで再生することができます。

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一文字ずつ表示するアニメーション①【ポップアップ】

トラックを重ねる方法を使うと、文字を一文字ずつ表示させるときに様々なアニメーションをつけることができます。

最初の例では、文字がぽんと飛び出すような、ポップアップして表示されるアニメーションをPremiere Proで作成します。

①シーケンスを複製

Premiere Proで先ほど作成した、一文字ずつトラックを分けたシーケンスを複製して利用します。プロジェクトパネル内にあるシーケンスを右クリックし、「複製」を選択することでシーケンスが複製されます。

②一文字目のトラック編集

一文字目のトラックを編集します。タイムラインパネルにある一文字目のトラックを選択し、エフェクトコントロールパネルの「アンカーポイント」をクリックします。すると、モニターにアンカーポイントが表示されます。このアンカーポイントをドラッグし、文字の中心に移動します。

時間インジケータが0秒の位置にあるのを確認し、エフェクトコントロールパネルでスケールを0にして、ストップウォッチボタンをクリックします。

『Shift+「→」』で時間インジケータを5フレーム進め、スケールを150にします。スケールを変更することで自動でキーフレームが打たれます。

「→」を三回押し時間インジケータを3フレーム進め、スケールを100にします。

③二文字目以降のトラックも同様に一文字ずつ編集

二文字目以降のトラックも同様に編集します。トラックの先頭ではスケール0、5フレームの時点でスケール150、8フレームの時点でスケール100になるようキーフームを打ちます。

④Premiere Proで再生して確認

Premiere Proで再生してアニメーションを確認しましょう。再生ボタンをクリックまたはスペースキーを押すことで再生することができます。

一文字ずつ表示するアニメーション②【移動しながら表示】

次の例では、文字が移動しながら一文字ずつ表示されるアニメーションを作成します。

https://drive.google.com/file/d/1OBK6gO-IbkfbUx8tlu6YrM890i9eRAxK/view?usp=sharing

①シーケンスを複製

Premiere Proで先ほど作成した、一文字ずつトラックを分けたシーケンスを利用します。シーケンスを右クリックし、「複製」を選択することでシーケンスが複製されます。

②一文字目のトラック編集

一文字目のトラックを編集していきます。タイムラインパネルにある一文字目のトラックを選択し、エフェクトコントロールパネルの「位置」をクリックします。すると、モニターに位置のポイントが表示されます。このポイントを開始位置に移動します。

ここで位置のストップウォッチボタンをクリックし、キーフレームを打ちます。

時間インジケータを8フレーム進めます。ここで一文字目が移動先に位置するようにエフェクトコントロールパネルにて調整します。

③二文字目以降のトラックも同様に一文字ずつ編集

二文字目以降のトラックも同様に編集していきます。トラックの先頭で開始位置、8フレームの時点で移動先の位置になるよう調整しキーフームを打ちます。

④Premiere Proで再生して確認

Premiere Proで再生してアニメーションを確認しましょう。再生ボタンをクリックまたはスペースキーを押すことで再生することができます。

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【まとめ】Premiere Proで文字を一文字ずつ表示する方法

Premiere Proで文字を一文字ずつ表示する方法には、以下の2つがあります。

  • リニアワイプを使ってキーフレームで一文字ずつ表示させる
  • 一文字ずつトラックに分けて、タイムラインパネルで重ねる

リニアワイプを使う方が短時間で作成できますが、トラックに分ける方法では一文字ずつ表示させる際に様々なアニメーションが応用可能になります。

今回の例ではスケールと位置を使った2つのアニメーションを紹介しましたが、同じやり方で回転や透明度など使用しても面白いアニメーションができます。タイトルやテロップ作成にぜひ活用してみてください。

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