AdobeソフトのLightroom(ライトルーム)は、写真の編集・現像・管理を行うためのソフトです。そんなLightroomでは、写真を編集するために一旦「カタログ」という場所に保存されます。
Lightroomで既存のカタログに別カタログを統合する方法
そもそも、カタログとは以下のような役割があります。
カタログとは、ご使用になる写真とそれらについての情報の場所を追跡するデータベースです。Lightroom Classic で、写真の編集、評価、キーワードの追加などを行うときに、写真に対する変更はすべてカタログに格納されます。ファイルファイル自体は変更されません。
Lightroom Classic を最初に起動したときに、空のカタログファイル(たとえば Lightroom 5 Catalog.lrcat など)が自動的に作成されます。このデフォルトの、空のカタログで作業を開始するには、「インポート」ボタンをクリックします。
カタログをうまく活用することで、Lightroom上の写真整理を快適にすることができます。写真が増えすぎると、カタログの統合や分割作業が必要になってくるので、今回解説する内容を頭に入れておきましょう。さらに、Lightroomのカタログの結合方法を覚えておくと、別のデバイスや他の人と写真データを共有する際にも活用できますよ。
今回は例として、「動物」のカタログに「猫」のカタログを統合すると仮定して解説していきましょう。

統合させたいカタログを開く|Lightroomのカタログ統合①
まずはLightroomを起動して、統合させたいカタログを開きましょう。今回の場合は、「動物」カタログが統合させたいメインのカタログのため、動物フォルダを開きます。

別の場所にあるカタログを読み込む|Lightroomのカタログ統合①
上部のメニューバーから[ファイル]→[別のカタログを読み込み]を選択します。

ファイル画面が表示されるので、統合したい「猫」カタログを選択しましょう。

統合したいフォルダを選択する|Lightroomのカタログ統合①
カタログは、複数枚の写真が保管されている場所です。一部の写真を抽出したい場合は該当のフォルダを選択し、全てのフォルダを統合したい場合はすべてを選択します。
ファイル管理を「新しい写真を新しい場所にコピーして読み込み」に合わせて、「読み込みボタン」をクリックしてください。

写真は移動させずカタログの統合だけを行いたい場合は、上記のファイル管理を「新しい写真を移動せずにカタログ移動」を選択します。

この3ステップで既存のカタログ同士を簡単に統合することができます。
Lightroomで新しいカタログに統合する方法
今回は、既存の「犬」「猫」カタログを新しい保管場所である「動物」カタログに統合する方法を見ていきましょう。

新しいカタログを作る|Lightroomのカタログ統合②
まずはLightroomを起動して、上部のメニューバーから[ファイル]→[新規カタログ]を選択し新しい「動物」カタログを作ります。


既存のカタログを読み込む|Lightroomのカタログ統合②
ここからの操作は、Lightroomのカタログ統合①と同じです。上部のメニューバーから[ファイル]→[別のカタログを読み込み]を選択します。
ファイル画面が表示されるので、統合したい「犬」カタログを選択しましょう。

同じ手順で、「猫」カタログも統合します。

【番外編】Lightroomでカタログを分割する方法
Lightroomのカタログは、統合するだけでなく分割することも可能です。カタログ内に写真付が増え過ぎてしまうと、動作が重くなってしまうこともあります。そんな場合、カタログを分割して作業環境を改善することも可能です。

カタログを書き出す|Lightroomのカタログ分割
写真データが多いなど分割したいカタログを選択し、上部のメニューバーで[ファイル]→[カタログとして書き出し]を選択します。

書き出し先が求められるので、ハードディスク内やデスクトップ上など好きな場所を選択しましょう。書き出し画面には、以下4つの項目があります。
- 選択した写真だけを書き出し
- 元画像を書き出し
- スマートプレビューを生成および含める
- 使用可能なプレビューを含める
分割カタログを確認する|Lightroomのカタログ分割
問題なくカタログの書き出しが終わったら、それぞれがしっかり起動するかをひとつずつ確認しましょう。
元のカタログデータを削除する|Lightroomのカタログ分割
元のカタログに入っている、分割済みの写真を消していきます。PCやハードディスクなど、ファイル上のデータを消すだけでは削除したことになりません。Lightroomを起動させ、Lightroom上で削除する必要があります。
不要なフォルダを選択して、右クリックで削除しましょう。
Lightroomでカタログを統合・分割しよう!
写真の編集・現像・管理に優れているLightroomは、写真を保管しているカタログを統合・分割することが可能です。多すぎる写真を管理したり、他のデバイスと共有したりする場合にこの方法は活用できます。今回紹介した2つの結合方法・1つの分割方法を参考に、実際にLightroomのカタログを結合・分解してみてくださいね。